日本レジストリサービスは2012年6月5日、DNS(Domain Name System)サーバーソフトの「BIND 9」に突然のサービス停止の可能性を含む重大な脆弱性が見つかったことを報告し、速やかに対応措置を取るよう広く呼びかけた。これまでリリースされたBIND 9の全バージョンが今回の脆弱性の影響を受けるという。 同脆弱性は、「長さ0のrdataによってnamedが異常停止する」というもので、BINDの開発元であるISC(Internet Systems Consortium)が6月4日(米国時間)に発表した。DNSで名前解決をする際にやりとりする「資源レコード」(Resource Record、RR)内にある「RDATA」フィールドがヌル(サイズが0)であるDNSパケットをDNSサーバーが処理しようとすると、サーバーがクラッシュしたり、サーバーメモリー内の情報がクライアントに開示さ
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