中国の大学で始まった「淘汰」前回は、私が兼任講師を務める明治大学の中国人留学生について書いた。今回は中国の大学の最新事情について記す。 「中国ウォッチャー」をしていて喜ばしいのは、世界の最新トレンドが、日本よりも早く分かることだ。スマホ決済、無人タクシー、ドローン配達……いずれも中国ではかなり早く導入された。 だが「最新トレンド」は、便利なサービスばかりとは限らない。時に、世のはかなさを思い知る。 21世紀最大の発明は、おそらくAI(人工知能)だろう。周知のように昨今、AIは私たちの生活に欠かせないツールとなりつつある。 だが、AIが発達すると人間にとって不要になるものも出てくる。不要になるものは、当然ながら学習する必要はない。 というわけで、いま中国の各大学で、「AI時代に不要なもの」を教える学部や学科の淘汰が、急速に始まっている。その数、中国全土で計4000!

