アキバと化したロサンゼルス・リトルトーキョー 2024年3月、8年ぶりにロサンゼルス、リトルトーキョーを訪れた。2016年に在外研究で1年ほど南カリフォルニアで生活したとき以来の訪問だったのだけれど、その変わりようには、本当に驚かされた。 繁華街自体がどうのこうのというわけではない。街のレイアウトはそのまま。驚いたのは人の数。ものすごい観光客で賑わっていて、もはやディズニーランド並みといっても過言ではないほど。8年前は寂れまくっていて、客も閑散としており、「この街も終わり?」という印象すらあったほど。それが一変していたのだ。 もう一つ驚いたのは、街並みが”リトルトーキョー”というより”リトルアキバ”化していたこと。あちこちに、ニメグッズ、キャラクターを扱う、いわゆる「サブカル」店舗が建ち並ぶ。しかも、これらに混ざってラーメン屋、ガシャポン屋、80年代シティポップを扱うレコード店があるところ