年貢の納め時がきた。次の年だ。 人生で初めて確定申告をした。凄まじい税額に衝撃を受けた。あれだけ必死で描いて稼いだというのに、国が四割近くも持っていくのはおかしいのではないか。お上の取り分が多すぎる。ずるい。 クリムゾン先生みたいに法人化すればいいのかもしれない――と、税務署まで確定申告の用紙を出しに行った帰りに考えていた。 二週間ほど経った頃だった。父から台所で声をかけられた。「確定申告したのか?」という、いたくシンプルな問いだった。なんで知ってるんだと思った。カチコチに固まってしまって、しどろもどろに声を出そうとしていたところ、父から助け舟が出た。 「税理士から電話があった。うちの確定申告の用紙を税務署に提出したところ、息子さんも確定申告をしているようだと。一世帯でひとつの申告になるから、お前のをこっちにくれ。やっておく」 という事情だった。 そうか、そうだったんだな。一世帯でひとつな
長編作品をDLsiteに投稿した次の日だった。 サイトを眺めたところ、新着のおススメ欄に自分のやつがあった。クリックしてみると……「ランキング 24時間1位」とあった。「ファッ!?」という声が出た。無意識だった。あんな声が人間から出るのだなと素朴に感じた。 「pixivで活躍している絵師です」と自分のことを紹介してくれる人がいた。嬉しかった。コメントを読んでいると、こんなに多くの人が気持ちよくなってくれたんだと思って涙が出た。自分がやったことは無駄ではなかったんだ、これでよかったんだ、と心臓の奥からじんわりとした感情が湧き出した。 マックのフライヤーに真新しいオイルを入れた時の、あの澄んだ小麦色の油面が脳裏に浮かんだ。生卵をそこに割って落として、ポーチドエッグを作って食べるのが当時の朝マッククルーの楽しみだった(追記 お湯に落とすのが本来のポーチドエッグです。当時の呼び方を尊重しました)。
pixivに初めて投稿したのは約八年前になる。 それから長い時間が経って、今は野良のプロとして漫画を描いている。特定の組織には所属していない。ごく稀にR18雑誌に寄稿したりもするが、基本はずっと一人だ。 今回、こうしてエッセイみたいなのを増田に投稿しようと思ったのは、感謝の念が芽生えたからだ。 ずっと、社会に恨みを抱いて生きてきた。子どもの頃からストレスが多い環境にいたせいだろう。最近、ようやく周りに感謝ができるようになった。以前は、作品を認めてくれるファンの人だったり、SNSで意見やコメントをくれる人だったり、本気で叱ってくれる人にしか感謝できなかった。 最近になって、子どもの頃から散々な目に遭わされた家族とか、昔々の、辛い状況でも諦めなかった自分に感謝ができるようになりつつある。ちょっと長くなるけど、自分語りをさせてほしい。 見た目があまりよくない。いじめに遭うことが多かった。 虫取り
こんにちは。私はよく二次創作の絵を描いているのですが、最近筆が乗らずスランプ気味です。実は原因の心当たりがありまして、創作意欲が特定の一人に向いてしまったのです。 以前私の創作を褒めて下さった方(Aさんとします)がいて、それが創作の原動力になっていました。その時はそれで良かったのですが、ある日Aさんが「原作の展開に嫌気が差した」とジャンルから距離を置かれてしまいました。
2021年11月末にピクシブを退職します。 先日、なかなか読み応えがある退職エントリーが上がっていました。ものすごい熱量が感じられたし、それに自身のネガティブな過去なんかも隠すことなく堂々と語っていて、自信に満ち溢れたいい記事だと思いました。 note.com 僕自身も、過去の失敗談を交えつつ、それを10の教訓という形で内省し、ピクシブで行ってきた6年4ヶ月の活動を締めてみたいと思います。最近マネージャーになって苦しんでいる人とか、自分のボスが何を考えているのかわからないという人の、ちょっとしたコンテンツになれば良いかなと思います。 1. 入社直後が一番、会社を客観視できる 前職はNTTコムウェアというSIerでした。インターネットが大好きだった僕は、30歳を目前にして気持ちが抑えられず、ネット業界への転職活動を開始。そして2015年8月に、ピクシブ株式会社へと入社します。 2015年、H
pixivでは主にエロ絵を中心に、youtubeでは作画アドバイス講座作って収益化してる。 ここまで来るのに1年掛かったが、頑張った甲斐はあったと言えるんじゃないだろうか。 実家に寄生してる身分なので肩身は狭かったが、この不労所得で月数回は親を美味しい外食に連れてったりしてる。 自分の好きなことで稼げるのはやっぱ楽しいぞ! 高校も大学も皮膚疾患で中退して、それを治療した後死に物狂いで就活して何とか中途採用された事務仕事すら鬱で半年で退職して完全な社会不適合者に堕ち、どうにもならんと思っていたが、やれば何とかなるもんだ。 親には迷惑を掛けたが、これから徐々に収益を増やしてもっと上手いメシに連れてってやりたい。 あーエロ同人で年収1000万とか行きてえな。 追記オッスオラ増田! 何か知らん間にすげえ伸びててオラ驚いちまったぞ! 「30にもなって正社員ですらなく月10万とかww雑魚乙wwwwww
pixivで大きな話題を呼んでいた実録レポ漫画の書籍版が発売された。村上竹尾の『死んで生き返りましたれぽ』。 タイトルの通り、一度「死んだ」作者が、「生き返った」作品だ。 比喩表現ではない。 〈2年ほど前からとても体調がわるく、 目眩や発熱、ねこむことは日常茶飯事になりつつありました。そのうち 固形のものが食べられなくなりスポーツ飲料のみで過ごすようになりました〉 〈「ここがどこかわかりますか?」「……」「ご自分がどういう状態か 知りたいですか?」〉 〈あとから聞いたのですが わたしは自宅トイレで気を失い あと数時間発見が遅かったらそのまま死んでいたそうです〉 ICUに運び込まれた竹尾。 当時のカルテが掲載されている。 〈4月26日の5時ごろ、母親がトイレに座っている本人を発見、応答がなく当院緊急受診した。(中略)1#DKA、2#敗血症、3#横紋筋融解症、4#急性腎不全、5#心肺停止、6#
pixivで連載され、その壮絶すぎる内容がたびたびネットで話題になっていたWebマンガ「死んで生き返りましたれぽ」が書籍化されることが分かった。作者・竹尾さんが8月11日にpixiv上で発表した。 竹尾さんはpixivで書籍化を発表 「死んで生き返りましたれぽ」は、自身の心肺停止からの闘病生活を描いたノンフィクション・リポート漫画。自営業のイラストレーターとして日々体を壊しがちだった竹尾さんは、ある日家で倒れ、集中治療室で目覚める。自分がなんの病気なのか、どのようにここへ運ばれたのかさえ分からない。目覚めてもなお、目や口が自由に利かず、周囲にはいつ死んでもおかしくないと思われている状況だった。 ただ、曖昧な意識の中でも覚えていることは多かった。疎遠だった家族から「どんな形でも生きててよかった」と涙されたことなど、闘病生活中に感じたことを竹尾さんは1話7ページ形式でつづり、「生」について考え
以前ネトゲが1000時間だの2000時間だのをあっという間に吸い尽くす極悪の娯楽として挙げられていましたが、 ニコニコ動画やpixiv、ピアプロの隆盛で一気に認知されることとなった「創作行為」も凄まじい勢いで人生有限の可処分時間を吸い取っていきます。 以下に理由を挙げていきます。 ■1.土俵に上がるまでの時間が凄まじくかかる 趣味で創作をすると言っても、ネット全盛の今の時代。少しは他人に評価されたいと思うでしょう。 作った作品を全て非公開にしているような人は希少種です。 そんなわけで、人の評価を得ること=人との競争です。 梅田望夫がかつて語った「高速道路効果」は今でも顕在で、プロは勿論、素人アマと競うことですら、今は前提とされるスキルレベルの平均が上がりすぎています。 pixivで高校生・大学生ユーザーが商業ラノベ絵クラスの絵をホイホイ描いているのがいい例です。 彼らはアマですが、ド素人が
1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/29(木) 13:48:25.84 ID:h/AyA5pq0 3:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/29(木) 13:51:02.62 ID:Hjl3u3I+0 やはりうまい人は元からうまいな 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/29(木) 13:52:14.20 ID:ybPNSvcM0 2003年の時点で俺より全然うまい 5:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/29(木) 13:54:26.16 ID:JY4fLMSK0 >>1 二番目中学生でこのレベルかよすげーな 6:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/29(木) 13:56:22.23 ID:p7kqOUQX0 すげえ 7:以下、名無しにかわりまして
あと1ヶ月ほどで卒業や就職のシーズンを迎えますが、あなたは“後悔しない”大学生活を送れましたか?イラスト投稿サイト「pixiv」に投稿された、マンガ家を目指す大学生を描く「T京K芸大学マンガ学科一期生による大学四年間をマンガで棒に振る」が、「おもしろい」と話題を呼んでいます。Twitterで感想をツイートするマンガ家も相次いでいます。 ▽ #フィクション T京K芸大学マンガ学科一期生による大学四年間をマンガで棒に振る - 明日からがんばるのマンガ - pixiv(※閲覧にはpixivのアカウントが必要です) 2月18日の公開以降、pixivはもちろんのこと、TwitterやSNSで注目を集めている「T京K芸大学マンガ学科一期生による大学四年間をマンガで棒に振る」という作品。投稿した「明日からがんばる」さんによると、この作品は卒業制作で描いた“ルポマンガ”とのことです。 主人公は、マンガ家を
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