「少年ジャンプ読めます!! 1冊だけあります」 東日本大震災の直後、仙台市の書店に張られた手書きのメッセージを見て、たくさんの子どもが集まりました。 物流が止まる中、店主が入手した最新号の1冊は、ボロボロになるまで店頭で読まれ、後に“伝説のジャンプ”と呼ばれるようになりました。 被災地の子どもたちに笑顔と安らぎを与えたまちの書店が、惜しまれながら店を閉じたのです。 (仙台放送局記者 吉原実)
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大友克洋による陶板レリーフ作品『金華童子風神雷神ヲ従エテ波濤ヲ越ユルノ図』が、宮城・仙台空港ターミナルビル1階国際線到着ロビーに設置。3月12日に除幕式が行われる。 宮城・登米出身の大友が原画を描き、監修した同作は、幅約8.7メートル、高さ約2.8メートルの作品。子どもたちが現代の英知と共に自然の力や困難に立ち向かって前に進む姿をイメージし、メカニカルな金魚にまたがった「金華童子」が、風神と雷神を従えて荒波を越えながら祥雲を招く様子が描かれている。壁画の制作はクレアーレ熱海ゆがわら工房が担当した。 なお、除幕式には大友をはじめ、隈研吾らが出席。式典終了後は、出席者による座談会に加え、ワークショップなども行われる。さらに、同日から仙台空港国際線案内カウンターでは、同作の原画を特殊印刷加工した数量限定の記念品販売の受付をスタートする。
仙台市は、同市出身の漫画家荒木飛呂彦さん(52)の代表作「ジョジョの奇妙な冒険」ゆかりのスポットを紹介する「杜の都仙台公式ジョジョGUIDEMAP(ガイドマップ)」を作成した。6日から市内の主な観光施設などで無料で配る。 定禅寺通や花京院など、仙台がモデルの「杜王町」に登場する地名や、キャラクター名の由来となった場所や施設計20カ所を漫画や写真を交えて解説。「ジョジョ」とのコラボ商品を販売する店も取り上げた。 7〜8月に青葉区のせんだいメディアテークで開かれた原画展「ジョジョ展 in S市杜王町」には、予想を上回る約3万1500人が来場した。県外のファンが半数を占めたことから、仙台への誘客促進につなげようと企画した。 A3判両面カラーで、5万部限定。JR仙台駅2階の市総合観光案内所をはじめ、市内の観光施設、ガイドマップの掲載ポイント計13カ所で配布する。東京・六本木ヒルズで6日に開幕
会見では7月28日からせんだいメディアテークにて行われる「荒木飛呂彦原画展 ジョジョ展 in S市杜王町」に続く、東京展の開催日と会場を発表。東京展は10月6日から11月4日まで、六本木・森アーツセンターギャラリーにて開催されると告知された。 東京展ではAR技術を利用した特別展示「ジョジョの奇妙なAR展示」を展開。会場に展示されている杜王町のマップにiPhoneやiPadをかざすと、かざす場所ごとに異なるショートムービーなどを見ることができる「ジョジョの奇妙な杜王町MAP」や、装置の前に立つと自分のスタンドが現れる「ジョジョの奇妙なスタンド体験」などが用意される。 また今回の25周年企画では、Googleのサービスや技術を使い、先に開設されているGoogle+での「ジョジョ」公式ファンページにおいて、さまざまな企画を行う。中でもGoogle+のビデオチャット機能「ハングアウト」を活用した施
伝説の「ジャンプ」 仙台の書店主が集英社に譲渡 店内で当時の様子を語る塩川さん。「伝説のジャンプ」ゆかりの店として訪れるファンもいるという=仙台市青葉区の塩川書店 「読めます!!」の文字が躍る貼り紙=3月28日 東日本大震災で物流が止まり本が入らなかった時期、仙台市内の書店で子どもたちが夢中になって読んだ「少年ジャンプ」が、出版元の集英社で大切に保管されている。店主は年の瀬に「子どもたちを元気づけたい一心だった」と振り返る。 塩川書店五橋店(青葉区)の塩川祐一さん(48)は、3月11日の震災から3日後、在庫だけで店を再開した。近所の人に「テレビは悲惨な映像ばかり。子どもに漫画や絵本を見せたい。いつ開くの」と尋ねられたのがきっかけだった。 店は新刊漫画を求める客が後を絶たなかった。特に「ワンピース」などを連載する少年ジャンプ目当ての人が多かった。 「伝説のジャンプ」が生まれたのは21日
宮城県出身の漫画家、故石ノ森章太郎さんの作品を集めた「石ノ森萬画館」(同県石巻市)が営業再開を目指して動き始めた。東日本大震災では周囲の家屋は津波にのみ込まれたが、萬画館は奇跡的に残った。「被災者の人たちを、まんがで励ましたい」。スタッフたちは一日も早い再開を目指し、泥だらけの館内の清掃に汗を流している。(桑村朋) 「仮面ライダー」などで知られ、平成10年に亡くなった石ノ森章太郎さんの原画3万点などを集め、3年後の13年7月にオープンした萬画館。10周年の記念イベントを企画していた矢先に、地震に見舞われた。 旧北上川の中州にある萬画館。大きな揺れの直後、10人程度のギャラリーは外へ避難。その後、津波が押し寄せて大量の濁流が川を遡上(そじょう)、中州はのみ込まれた。3階建ての萬画館も1階まで完全に浸水した。 「宇宙船をイメージした建物なので最後は飛んでくれるかな、なんてありもしないことを真剣
「週刊少年ジャンプ」最新号を手に笑みを浮かべる長谷川稜くん(左)と店主の塩川祐一さん=仙台市青葉区 1冊の「週刊少年ジャンプ」が、雑誌の最新号が届かない仙台市にある書店で、100人以上の子どもたちに「立ち読み」されている。客から譲り受けた貴重な1冊。人気マンガの続きを読み、「安心した」と笑みを浮かべる子どもたちがいた。 震災後、多くの書店が閉店するなか、同市青葉区の地下鉄南北線五橋駅近くにある塩川書店五橋店は14日、在庫だけで営業を再開した。しかし、雑誌の最新号を求める客が来るたび、店主の塩川祐一さん(47)は「ないんです。入荷も未定です」と謝り続けた。小学館の「コロコロコミック」がないと聞き、泣き出す子どももいたという。 とくに「読みたい」と訪ねてくる人が多いのが、人気マンガ「ワンピース」などが連載されている集英社の少年ジャンプだ。そんなとき、どうしても読みたいと山形県まで買いに出
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