刺さる企画はすべて「人間の欲望」をとらえている マーケティングや広告やコンテンツの企画書には「インサイト」の文字が躍っています。人々はこんな欲望を持っているから、こんな商品を開発しましょうとか、こんな広告を打ったら刺さるはずですとか、このドラマはヒットするはずだとか。 ビジネスで意思決定をする場で、「インサイト」がその根拠の決め手になることがあるわけですが、そもそもその「インサイト」自体があっているのか? と疑問に思うことが多々あります。というかはっきり言いまして、インサイトが企画の後づけになっているケースはザラにあります。 ぼくはそういうインサイトを「捏造インサイト」と呼んでいます。ヒットするすべての企画はインサイトをとらえているわけですが、逆に言えばインサイトをとらえていないモノには、人は見向きもしないのです。それは、新しい「あたりまえ」も同じことです。 新しいコンテンツ、新しいファッ