《前編》はこちら コミケともハロウィンとも違った独特な仮装式 まるで人気バラエティ番組「細かすぎて伝わらないモノマネ」のような、マニアックすぎて一般的には伝わらない仮装もカナビの卒業式には存在した。 卒業式がはじまる前の広場に幾何学的な出立ちでたたずんでいた卒業生・吉村多喜さん(23)はいう。 「これは設計で使う『3D CAD』ソフト上で誤操作すると出てくる表示画面なんです。まだ操作に慣れていないときにはよく目にしたもので…。思い出のフォルムなので卒業式の仮装はこれしかないと思っていました」 そんな吉村さんは卒業後はカメラメーカーのデザイナーになるという。 「震災で開催が危ぶまれた卒業・修了展も終えて就職も決まり、とにかくホッとしています。僕は福島県・郡山市出身で東日本大震災のときは家が崩れて引越ししました。今回の能登地震で、どの地域にいても被災はするし、震災を常に頭に入れて暮らしていかな
![〈金沢・仮装卒業式〉「全長3メートルの縦笛」「設計エラー画面」「Hondaのエンジン」…それぞれの想いを込めた卒業制作に身を包んで臨んだカナビ卒業式に溢れた笑顔 | 集英社オンライン | ニュースを本気で噛み砕け](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/4972de64c5aef091a255a99a4c3e01555cd91f85/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fshuon.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2F0%2F5%2F1200xm%2Fimg_055e01fb56d81f08a43855d65fead839354786.jpg)