「美術館の時代」をふたたび。兵庫県県立美術館新館長・林洋子インタビュー今年4月に兵庫県立美術館の館長に就任した林洋子。東京都現代美術館、京都造形芸術大学、そして文化庁文化芸術調査官という経歴を重ねてきた同氏は、関西随一の巨大ミュージアムをどこに導くのだろうか。就任から3ヶ月が経ったタイミングで、単独インタビューを行った。 聞き手・文・撮影=橋爪勇介(ウェブ版「美術手帖」編集長) 兵庫県立美術館新館長の林洋子 ひとつのキャリアパスを示したい──林さんは2015年度〜22年度まで文化庁の「DOMANI・明日展」をキュレーションされており、つい先日その閉幕に伴い美術手帖でインタビューをしたばかりです。そこからの兵庫県立美術館館長就任には驚きました。今回の就任は蓑豊(みの・ゆたか)前館長からの打診だったと聞いています。 かなり急な人事でしたね。「DOMANI・明日展」に決着をつけ、文化庁での仕事を
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