「京都アニメーション」のスタジオが放火された事件で亡くなった、静岡県菊川市出身の大村勇貴さん(23)が卒業した静岡市の大学が、大村さんの卒業制作の作品を公開しました。 先月、京都市伏見区にある「京都アニメーション」のスタジオにガソリンがまかれて放火された事件で亡くなった、静岡県菊川市出身の大村勇貴さんは、ことし3月、静岡市の常葉大学造形学部を卒業し、会社に入社したばかりでした。 大村さんは学生時代、美術公募展の「二科展」などで7つの賞を受賞しました。 大学は7日までに遺族から了解が得られたとして、大村さんの卒業制作の作品を報道機関に公開しました。 大村さんの作品「どっくんどっくん」は、コンピューターで制作したイラストで、生物が誕生し進化していく38億年の歴史を表現しています。恐竜などの絵を擬音語の文字とともに15編に分けて描いていて、絵巻のように1枚につなげています。 作品について大村さん