大阪・南港のホテル「ハイアットリージェンシー大阪」(大阪市住之江区)がホテルマネジメントを終了し、30年の歴史に幕を閉じることが3月28日に発表された。 大阪市内ながら、都会の喧騒から離れたベイエリアに位置する「ハイアットリージェンシー大阪」。都市型ホテルには珍しく、施設内に大阪湾を望む開放的なテラスや屋外プールもあってリゾート気分が味わえるうえ、「インテックス大阪」の至近にあることから1994年の創業以来、レジャーからビジネス利用まで、幅広く利用されてきた。 しかし今回、同ホテルがマネジメントを終了。2023年7月から「西武・プリンスホテルズワールドワイド」(代表:小山 正彦)が運営を引き継ぎ、同所に「グランドプリンスホテル」がオープンすることが決定。名称変更の後に施設の改装もおこなわれ、大幅な刷新が予想される。 大阪で、早くに外資系ホテルとして開業した「ハイアットリージェンシー大阪」。
「『去年は木簡に万葉仮名で書いてきたのがいた』と授業で言ったら、今年はパピルスに古代エジプト文字で書いたのがきた。読めねえ」というキャプションとともに、古代エジプトの象形文字で書かれた書物の写真を載せたツイートが話題となっている。 これは「京都市立芸術大学」(京都市西京区)の田島達也教授によるツイートで、実は学生の課題を紹介したもの。コメント欄には「さすが芸大、レポートと芸術の境界がどんどんとけている」「自由だ」「執念が凄い」など、芸大ならではのユニークな提出物に関心する声が続々。このクセの塊のようなレポートを受け取った田島教授に話を聞いてみた。 ■ 「自分の思うことを自由に表現してほしい」クセ強レポートができた背景 「去年は木簡に万葉仮名で書いてきたのがいた」と授業で言ったら、今年はパピルスにヒエログリフで書いたのがきた。読めねえ。このまま行くと来年は楔形文字か。大西由羽作。 pic.t
「ブロッサム」の愛称で親しまれてきた商業施設「三井アウトレットパーク 大阪鶴見」(大阪市鶴見区)が、3月12日をもって完全閉館。「思い出深い施設がなくなるのは寂しい」「ブロッサムがとうとう・・・」と、最後の雄姿をひと目見ようと、SNSでは足を運ぶ姿も見られる。 「鶴見はなぽ〜とブロッサム」という名称で、日本初の本格的ファクトリーアウトレット施設として1995年に開業した同館。現在は「三井アウトレットパーク 大阪鶴見」と名が改められているものの、当時の名残から地元民にとっては「ブロッサム」であり続けた。 そんな地元の人にとっておなじみの同館だが、隣接する門真市で「三井ショッピングパーク ららぽーと門真」と「三井アウトレットパーク 大阪門真」の2業態複合型の大型商業施設が4月にオープンすることから、閉館が決定した。 「ブロッサム」という名のごとく花をモチーフにした特徴的な屋根や、その下から眺め
いるだけで客を癒やす看板猫やマスコットキャラクターではなく、れっきとした「従業員」として働く猫が大阪に出現。その姿で通行人を驚かせている。 大阪メトロ「西梅田駅」の改札前という人が行き交う催事スペースで出店中のプリン専門店。「えぇ!?」「猫おるんやけど!!」と驚く声や撮影者が集まるその視線の先にあったのは、動く「巨大猫」の姿!なんともかわいらしい猫声(?)を発し「スプーンいりますか?」などと普通に接客をしているではないか。 レジ打ちもなんのその! しばらく観察してみると、接客からレジ打ちまでスムーズにこなしている。気になるのは若干の恐怖すら感じるリアルなビジュアル。さっそくこのショップ「坂の上の猫」(愛媛県松山市)の店主・源田晃一さんを直撃した。 「味には自信がある。でも世の中にある大量のプリンのなかでどうしたらいいか」と悩んだ源田さんは、愛猫をモデルにしたアルバイト猫「ミクちゃん」を採用
2022年7月19日、大阪の映画関係者に衝撃が走った。関西のミニシアター文化を牽引してきた映画館のひとつである「テアトル梅田」がテナント契約の終了を理由に、9月30日閉館を公表したのだ。 そのとき多くの人の頭をよぎったのが、コロナ禍での経営悪化を理由に7月29日に迫っていた東京「岩波ホール」閉館のニュースだった。東西の代表的ミニシアターが姿を消してしまう。それはひとつの文化の衰退を感じさせずにはおかない出来事だった。 取材・文/春岡勇二 ●初めからミニシアターだった「テアトル梅田」 「テアトル梅田」がオープンしたのは、1990年4月19日。以来32年もの間、メジャー系の大きな映画館にはかかりにくい、名作・佳作・話題作を邦洋問わず上映してきた。新作ばかりでなく、ひとりの監督や俳優の過去作を集めた特集上映や、少しマニアックなジャンルの作品を集めた、例えば「日本の音楽映画特集」のようなプログラム
4月12日は「パンの日」。遡ること1840年、火を起こす必要はなく、消化も良く、保存性・携帯性にも優れている「兵糧パン」と呼ばれるパンを提案した日が日本におけるパン発祥とされており、1983年に「パン食普及協議会」によって制定されたという。 ところで、食パンの厚さが関西と関東で異なることをご存じだろうか? 関西で生まれ育った筆者にとって食パンといえば、4・5・6枚切りをまずイメージする。スーパーに行けば、その3種類が必ずパン売り場に陳列され、子どもの頃から食卓では大抵「5枚切り」。現在でも食パンを購入するときには迷うことなく「5枚切り」を選んでいる。 しかし、就職して首都圏に住んだときには、「8枚切り」がスーパーのパン売り場のほとんどを占めており、「6枚切り」を見かけることはあっても、「4〜5枚切り」を見かけることはあまりなかったように思う。 ■ 厚切りの始まりは関西のパンメーカーから な
2月2日、「大阪中之島美術館」(大阪市北区)がついにオープン。かねてから多くの美術ファンが注目し、今年の関西美術界最大のニュースと言っても過言ではないトピックだけに、初日の朝10時には長蛇の列が美術館ロビーを埋め尽くした。 開館記念展として、『Hello! Super Collection 超コレクション展 ー99のものがたりー』が開催されている。本展を一言で形容すると「新美術館の顔見世興行」。6000点を超える同館のコレクションから、代表的な作品約400点を選出し、「うちはこんな美術館ですよ」と全力でアピールしているのだ。 展覧会は3章で構成されており、第1章「Hello! Super Collectors」では、異端の蒐集家・山本發次郎コレクションなど、美術館開設のきっかけとなった作品群を展示している。 第2章「Hello! Super Stars」では、イタリアの画家・モディリアーニ
箕面駅近くの書店「きのしたブックセンター」(大阪府箕面市)が、11月1日にリニューアルオープン。書店を救うために、新たな社長として名乗りをあげたのが京都生まれ、滋賀在住の作家・今村翔吾氏だ。 1967年に創業、さまざまなジャンルの一般書籍や雑誌を扱う書店として一時期は4店を経営をした同店。箕面の住民を中心に、1日100人ほどが来店する地元密着型の経営で愛されてきたものの、出版界の不況のあおりを受けて売り上げが減少。2代目で閉業寸前となり、エリアから書店が失われる危機に陥っていた。 そんななか、時代小説「羽州ぼろ鳶組」(祥伝社刊)シリーズで人気の今村氏が、M&A業の知り合いから耳にしたのが「箕面の書店が潰れるらしい。うちでは扱わないから、だれか探している。お前がやってみたら?」という、冗談半分ともとれる話だ。 「僕自身も、幼い頃に本屋で池波正太郎先生の小説と出合わなかったら、今こうして作家に
在りし日の「豊住書店」店内。1978年8月25日撮影。歴史や美術、文化財に造詣が深く、名物店主として知られた先代の豊住謹一さんと亡くなった豊住勝郎さん(42歳の時) 1816年に三重県の伊賀上野で出版業から始まったとされ、創業205年とも伝わる(公には1867年創業)「桂雲堂豊住書店」(奈良県奈良市)が、10月31日でその長い歴史に終止符を打つ。 今年の8月25日、店主・豊住勝郎さん(享年85歳)が亡くなられたことから閉店することになったが、生前から勝郎さんは、高齢を理由に来春で閉店(廃業)を2022年春と決めていたそうだ。 ただ、突然閉店してしまっては、これまでのファンがお別れを告げることができないと、息子である東京都在住・豊住勝輝さん(55歳)が、勤め先を休職。現在は、奈良で2カ月にわたり臨時の店主として同店を切り盛りしている状況だ。最後の幕引きを担うこととなった勝輝さんに「本を愛し、
首都圏3県と大阪に緊急事態宣言が発出された8月3日。度重なる自粛要請と酒類の提供禁止、ワクチンの供給不足の現状から、ツイッター上では「#こんなひどい政治は初めてだ」という投稿が相次いでいる。 そんななか、正体不明のとんかつさん(7th_code_player)がそのハッシュタグと「この貼り紙の通りやな」という短いコメントとともに投稿した1枚の画像が大きな話題に。 それは、休業を余儀なくされている大阪・日本橋の爆食店「ちょいめし あさチャン」(大阪市浪速区)の店頭張り紙。「菅ちゃんの頭が緊急事態なのでNOミソ入れ替えに行く為休みます」「尾身先生の声が聞こえる補聴器を持って菅ちゃんちへ行ってきます」と手書きで書かれた画像。すでに900件以上のリツイート、2800件のいいねがついている。同店にはたまに行くと言う正体不明のとんかつさん、この写真を撮ったのは6月上旬らしい。 こぶし大の唐揚げがスタン
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く