「はじめに」 近年、キャラクターに対する愛情を、その特徴や象徴を記号的に分類し、 「◯◯萌え」と称する事がある。 このファン行動自体は決して近年始まったものではなく、かつては、 「◯◯好き」「◯○マニア」「◯◯フェチ」とも表現されていた。 厳密に言えば、「萌え≠エロ」なのと同様に「萌え≠フェティシズム」なのだが、 ここでは混同されやすいその前提を、イメージを容易にする為の意図的言い換えとして許容しつつ、 「なぜ『眼鏡キャラ』とは魅力的な存在なのか」について論じていく。 なお、この概論は記述者(ガルシア)の主観に基づいており、上記の、 『眼鏡キャラ=魅力的』というのは論の前提条件であり、検証の必要のない事実である。 そもそも、『眼鏡キャラ好き』とはなんなのか、という点において、 世間一般において誤解されやすく、また『眼鏡キャラ好き』の中でも 幾許かの類型的偏差があるので、ここで整理しておきた