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ブックマーク / jun-makino.sakura.ne.jp (4)

  • 156. 富岳から学ぶべきこととポスト富岳 (2022/4/20)

    156. 富岳から学ぶべきこととポスト富岳 (2022/4/20) 年度も変わって、牧野の旧理研AICS、現R-CCS での「粒子系シミュレータ研究チーム」も10年の年限ということで解散になりました。富岳開発のFS2020プロジェクト自体は前年度、2020年度で終了しており、プロジェクトリーダーの石川さんは既に2020年度末に R-CCS を離れています。 AICS を R-CCS に名称・組織変更し、機構長/副機構長も全て入れ換えた理事長は昨年度末で交代となり、理事も大きく入れ替わったようで、名称変更はプラスだったのか?という気はします。名称・組織変更(及び各センターのトップの入れ換え)は前理事長が進めたもので、AICS だけでなく基的に全センターが対象になりました。新理事長がこれから理研をどういう方向にもっていくのかは注目されます。 一方、ポスト富岳は今年度にフィージビリティスタディ

  • 11. 東京と日本の現状と今後(2021/8/28)

    11. 東京と日の現状と今後(2021/8/28) 7月にはいってから8月末の現在まで、東京だけでなく日全体で、新型コロナ ウイルス感染者の急速な増加が続いています。 図 11 に東京、 図 12 に日全体での、 新型コロナウイルス新規感染者の日毎の数のグラフを示します。横軸の「0」 は8月1日です。なので、-30 が7月2日、30 が8月31日となります。 東京のほうは、6月第2週あたりから増加に移り、7月最終週くらいまで増加 が指数関数的なものより加速したあと、8月にはいってほぼ増加が止まって 一定になっているようにみえます。 一方、全国のデータは、少し遅れて6月第3週くらいから増加に移り、やはり 7月最終週まで増加率が加速したあと、8月にはいってから増加のペースは 落ちたものの指数関数的な増加が続いているようにみえます。 8月最終週は増加が止まっているかもしれません。 まず問題

  • 129. 重力波検出の意義と今後の進展(2016/2/12)

    130. 重力波検出の意義と今後の進展(2016/2/12) 重力波が検出されました。ここではその科学的意義と今後するべきサイエンス について解説し、私見を述べます。 まず、何がどのようにして観測されたか、ですが、 論文 にあるように、 36 太陽質量(太陽の質量の36倍)のブラックホールと 29太陽質量のブラックホール同士の合体です。起こった場所は正確にはわから ないですが、我々からの距離はわかっていて13億光年です。 何故重力波を観測したというだけでブラックホールであるとか質量とか距離が いきなりわかるのか、というと、ブラックホールの合体、というイベントを考 えると、その最重要なパラメータは質量です。合計の質量で最後の合体の瞬間 にでてくる重力波の周期が決まり、質量の比もわかると振幅の絶対値が決まります。 さらに、最後の合体の前の数回転でどれくらいの速さで軌道が縮んだか、とい うことか

  • 108. 「スパコン 二番でもいいかもしれない」について(2011/11/15)

    108. 「スパコン 二番でもいいかもしれない」について(2011/11/15) 「京」というかHPCI推進プログラムがまた仕分けで取り上げられたのは 新聞等で報道された通りで、 11/14 にAICS視察があった模様です。 これについて、自民党の河野太郎衆議院議員がブログで記事を書いています。現在のところ スパコン 二番でもいいかもしれないと スパコン京への疑問の2です。 まず最初のほうから 日のスパコンは、スカラー型とベクター型をあわせたものでなければなら ないというのが当初の文科省の主張だったのに、ベクター型のNECと日立 が撤退し、あっという間に富士通のスカラー型のみのスパコンになった。 その際、スカラー、ベクターが必要だという当初の主張はどうなったのか。 誰がどういう理由でスカラー型、ベクター型の混合型を主張していたのか、 なぜ、それがスカラー型一になったのか、なぜ、NEC

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