2012年は人類史上に於いて象徴的な年になる、ということを至る所で見聞きするようになった。マヤ文明のカレンダーが2012年で終わり、思考も物質も何もかもが3次元から5次元に移行、人類の意識が進化すると同時に新しい文明が始まるという、常識では信じがたいような話だが、余剰次元については物理学界でも諸説が提唱され、もはや無視できない話題となっている。 そんな中、若き気鋭ギャラリスト、八木沢俊樹が運営する新進アートギャラリー「ギャラリーカウンタック」が、2012と前面に銘打った5次元Tシャツなるものを発売した。 「最近、ますます混迷、閉塞をきわめる世界が、いままで地上を支配して来たルールの範囲内ではない、超自然的な力、あるいは宇宙的な采配によって、自ら克服されていく、というポジティブな世界観が気に入りました。具体的にいつ、何が起こるか、諸説あるようですが、なかなかワクワクする話です」と八木