昔々、おじいさんとおばあさんがサッカークラブを経営していました。 おじいさんは山へ和製メッシを探しに、おばあさんは川へ和製ロナウドを探しにいくと、川上からランパード、ランパードとユース史上最高傑作の桃が流れてきました。 「川を流れるスピード、ターンの鋭さ、インテンシティの高さ、この若さでこんなに完成度が高い桃は見たことがない。持ち帰ってうちの至宝にしよう。あと、一緒に流れてる傷ついた鮭たるカペッロはこのまま流そう」 とっさにおばあさんは持っていた手ぬぐいを渡し、はしりがきの契約書を交わしました。家にダイアゴナルランして桃のバイタルエリアをエントレリネアスしてみると、中からはプレーは素晴らしいが素行の悪い逸材が生まれました。 「根も葉もない噂ばかりで笑ってしまうよ。彼だけじゃないんだ、うちに来たい選手は他にもいるはずさ。まあ様子を見てみようじゃないか」 逸材は和製桃太郎と名付けられてすくすく