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ブックマーク / fnmnl.tv (14)

  • 【インタビュー】REMIO | 全世界を爆撃するグラフィティ・ライターが語る「グラフィティと民主主義」

    グラフィティは、法やシステムの死角にあるカルチャーだ。自由で、叛逆的で、管理を拒む者たちの足跡だ。そうであるが故に、規範意識の強い人々からは、敬遠あるいは敵視されている。これからも、その状況が変わることはないだろう。 ところがスプレー缶の生まれ故郷ノルウェー出身のグラフィティ・ライターREMIOは、全世界で「爆撃」を継続しつつ、同時に煌びやかなギャラリーの世界でも注目を集めている。また企業のためにTシャツのデザインを手掛け、街ゆく普通の若者たちから人気を博している。彼の作品は、善良な人々が暮らす管理されたコミュニティ、アナーキーな者たちが行き交うストリートのカオス、セレブが社交に励むホテルのペントハウス、プッシャーやジャンキーが吹き溜まるトラップハウスに点在し、それぞれの場所に熱心なファンを抱えている。人の話によれば、「とある都市」が主催したストリートアートのイベントに「Very Top

    【インタビュー】REMIO | 全世界を爆撃するグラフィティ・ライターが語る「グラフィティと民主主義」
  • 【インタビュー】藤原ヒロシ | マッシュアップの新しい楽しみ方

    最近、藤原ヒロシがブートレグリミックスを制作しているのをご存知だろうか? 筆者が驚いたのはBTS“Butter”とMarvin Gaye“What's Going On”をマッシュアップした“Butter Going On”。このタイトルからもわかるとおり、遊び感覚で制作されているようだが、その割にクオリティが異常に高い。選曲のアイデアも面白い。誰もが知ってるAとBだが、混ざるとAでもBでもないフレッシュな何かになってる。しかもそこにはピュアな音楽愛というか、初期衝動がある。これは一体どういうことなのか?筆者は現役のDJとしても活動するFNMNL編集長の和田哲郎とフォトグラファーの寺沢美遊に声をかけて、藤原ヒロシとマネージャーの原田公一のもとへ向かった。 取材・構成 : 宮崎敬太 撮影 : 寺沢美遊 - 最近面白いブートレグリミックスをたくさん発表していますね。 藤原ヒロシ - ちょっと前

    【インタビュー】藤原ヒロシ | マッシュアップの新しい楽しみ方
    laislanopira
    laislanopira 2023/01/09
    かっこいいMADを作っている
  • アメリカのヒップホップシーン・SNSに内在するアジアンヘイト

    新年早々不快なニュースが飛び込んできた。昨年アルバム『Title』を発表するなど、長いキャリアを持ちながら精力的に活動を続けるラッパーの5lackが、メロディアスなフロウとパーソナルなリリックで支持を得るアトランタのラッパー6LACKの名義を盗用しているとして、一部の英語圏のTwitterユーザーから非難を受けている。 発端となったのは@Lintroller10なるアカウントのツイートだ。彼は「冗談だろ」との文言と共に5lackのSpotifyのアーティストページのスクリーンショットを投稿。直接的に明言はしていないが、言外に5lackが6LACKの名義を剽窃したものだとするニュアンスが含まれたツイートである。 こちらは恐らく21 SavageがInstagramにて行った自身のパロディラッパー「22 Savage」に引っ掛けた投稿が話題を呼んだことからツイートされたものだと推測出来るが、当

    アメリカのヒップホップシーン・SNSに内在するアジアンヘイト
  • 【インタビュー】SITE 『少年イン・ザ・フッド』|「死んだまま生きてて楽しいか?」本当のB-BOYが描く“混ぜ物なし”のヒップホップコミック

    featured 【インタビュー】SITE 『少年イン・ザ・フッド』|「死んだまま生きてて楽しいか?」当のB-BOYが描く“混ぜ物なし”のヒップホップコミック 80年代に音楽ファッション業界の人々、都市の不良たちによって種がまかれ、90年代後半に「さんピンCAMP」世代が花咲かせた「ジャパニーズ・ヒップホップ」ムーブメント。2010年代に、いくつかのTV番組がフリースタイル・ラップのブームを作り出すと、ヒップホップ・シーンを飛び出した「日語ラップ」は、猛スピードで社会のオーバーグラウンド・サイドに浸透していく。その一方、2010年代末からは、それまで身バレや顔バレを嫌ってきたアンダーグラウンド・サイドの人間たちまでもが、こぞってマイクを握り始め、いわゆる「半グレラップ」のシーンを形成している。いまや「日語ラップ」は、日の表と裏を両面から覆い尽くしていると言っていいだろう。 もしい

    【インタビュー】SITE 『少年イン・ザ・フッド』|「死んだまま生きてて楽しいか?」本当のB-BOYが描く“混ぜ物なし”のヒップホップコミック
  • 【コラム】なぜ日本では「容疑者」の作品は自主回収されてしまうのか

    ことヒップホップやクラブミュージックはドラッグの描写と切っても切り離せないカルチャーであり、薬物の所持、使用で逮捕されるアーティストは数え切れないほど存在する。FNMNLをチェックしている方なら、欧米のアーティストが薬物や暴行、殺人など様々な罪を犯して逮捕されるニュースを毎日のように目にすることだろう。では、そのような海外アーティストの作品が配信停止になった例は見られるのだろうか? 例えば昨年マリファナやコカインの所持によって二回も逮捕されたTy Dolla $ignは現在も拘留され続けており、一時は15年以上の服役を課される可能性も浮上していた。しかし彼の楽曲は現在もSpotify、Apple Musicなどのストリーミングサービスで当然のように配信が続けられている。アルバム『Beach House 3』の日盤も発売されているが、彼の逮捕を理由に日盤が回収されることも無かった。 20

    【コラム】なぜ日本では「容疑者」の作品は自主回収されてしまうのか
  • Kanye Westが「マクドナルドが俺の一番好きなレストラン」と発言したことでバーガーキングに煽られる - FNMNL (フェノメナル)

    先日「俺の目はしっかりと開いている」として政治から距離を取ることを宣言し、落ち着きを取り戻したかのように見えるKanye West。「クリエイティブになることに全力を注ぐ」として目下アルバム『Yandhi』を制作中の彼だが、そんな中思わぬ方向から攻撃を受けてしまっている。 11月4日、Kanyeは復活した自身のTwitterにて「マクドナルドが俺のお気に入りのレストラン」とツイート。 McDonald’s is my favorite restaurant — ye (@kanyewest) 2018年11月4日 この唐突でややシュールなツイートは瞬く間に拡散されたが、この発言に一際激しく反応した者がいた。バーガーキングだ。イギリスのバーガーキングの公式アカウント「Burger King UK」は、Kanyeのツイートに対して一言「なるほどな」と返信。何を理解したのか詳しくは分からないが、

    Kanye Westが「マクドナルドが俺の一番好きなレストラン」と発言したことでバーガーキングに煽られる - FNMNL (フェノメナル)
  • Appleの重役がiTunesの音楽ダウンロードが終了することを認める

    ついにその日が来てしまうのだろうか。先日発表されたアメリカレコード協会(RIAA)の2017年末の収入報告でもデジタルダウンロードの売り上げが2011年以来6年ぶりにCDやアナログレコードなどの売り上げよりも少なくなったと発表されたが、ちょうどそのタイミングでApple Musicの重役のJimmy Iovineが、iTunesストアの音楽ダウンロードが、終了する見込みであることをBBCの取材に対して認めている。 2016年にもAppleiTunesストアの音楽ダウンロードサービスを終了させるという報道がでていたが、その時はApple側は即座に報道を否定していた。 しかしBeatsをDr Dreと共に創業したアメリカ音楽業界きっての大物Jimmy Iovineは、BBCに対して「具体的な日時は決まっていないが」と前置きした上で、「正直言って、それは人々が楽曲を購入するのをやめた時だ、と

    Appleの重役がiTunesの音楽ダウンロードが終了することを認める
  • 大人になってからの音楽の好みは14歳の時に聴いた音楽で形成されている

    私たちの音楽の好みは14歳の時に聴いた音楽によって形成されていることが、新たな研究により明らかになった。 『NY Times』によると、リスナーの生まれた年が音楽の好みを左右しており、14歳の時に聞いた音楽が私たちの音楽の好みに最も重要な影響を与えるとのこと。 今回おこなわれた、Seth Stephens-Davidowitzによる音楽の好みに関する研究。Spotifyのデータをもとに人々の聞く音楽を分析した結果、10代の時聞いた音楽が、その後の音楽の好みに最も大きな影響を与えることが判明した。 1960年~2000年のBillboardのチャートを調査し、それを年齢別の選曲ランキングと照らし合わせて分析。男性の場合は13~16歳の間にリリースされた曲が、大人になってからの音楽の好みに大きな影響を与えるとのこと。平均すると、男性の最も好きな曲は、14歳の時にリリースされた曲であることが多い

    大人になってからの音楽の好みは14歳の時に聴いた音楽で形成されている
  • Soundcloudの2017年楽曲再生回数ランキングの50位までが全てヒップホップであることが判明

    驚くべくことに、2017年にSoundcloudで再生された曲のトップ50位が全てヒップホップアーティストによるものだったことが明らかになった。 今年Soundcloudで再生されたトップ50には、かつて支配的だったダンスミュージックをはじめ、R&B、Pop、Rockなど、ヒップホップ以外の曲によるランクインは見られなかった。Soundcloudはこれまでもラッパーがスターになるきっかけを作ってきたプラットフォームであるが、「他サービスとの差異化」が今後ますます重要となってくるストリーミングサービスの世界において、このサービスが今後これまで以上にヒップホップ寄りのプラットフォームになっていく可能性も考えられる。 また、ヒップホップ人気は2017年の世界的な現象として起こっており、アメリカのみならず、イギリスやドイツ、カナダにおけるSoundcloudの同様のランキングにおいても同じような結

    Soundcloudの2017年楽曲再生回数ランキングの50位までが全てヒップホップであることが判明
  • 音楽を聴いて鳥肌が立つのは特殊な脳の構造を持つ人だけが経験できるという研究結果

    音楽を聴いて鳥肌が立つ、という体験をしたことがあるだろうか。もしあるならば、あなたはとてもラッキーな経験をしている。 南カリフォルニア大学の研究により、「音楽を聴いて鳥肌が立つ」経験をできるのは人口のごく一部しかいないことが明らかになった。ほとんどの人の脳ではニューロンと「音楽による鳥肌」がリンクしていないため、この現象を体験できないという。 ハーバード大学在学中からこの現象について研究を続けているMatthew Sachsによると、これを体験する人々の脳内の構造は特殊で、彼らの聴覚皮質と感情処理機能を接続する神経繊維は、一般のそれよりも密度が高いのだという。 現段階では、この高密度の神経繊維が存在する理由については未解明だが、これが存在するという発見自体が革新的なものであるとSachsは述べている。 彼は以下のように話している。 「私たちの発見は、報酬系への知覚アクセスにおける神経基盤が

    音楽を聴いて鳥肌が立つのは特殊な脳の構造を持つ人だけが経験できるという研究結果
  • SoundCloud閉鎖を恐れた1人のユーザーが900TBに及ぶSoundCloud上の全データをダウンロード

    SoundCloud閉鎖の噂が流れ、その後Chance The Rapperがそれを救うために動いたことも話題となったが、、いまだにその動向を心配しているユーザーも多いだろう。そんな1人のユーザーが、一人でSoundCloud上に存在する全ての音楽データーのバックアップを取ったとRedditに書き込んでいる。 「たったの900TBだったよ。80Gb/sの回線を使って週末で全てダウンロードできた」とコメントを残したRedditのユーザー『makemakemakemake』。SoundCloud閉鎖の噂が流れた際に、サイトのデーターのバックアップを残すために動こうとした人達はいたが、彼はたったの一人で全てバックアップをとることに成功した。 最初は誰も彼の言うことを信じなかったらしいが、その後にダウンロードの履歴のログファイルを投稿。このログファイルだけで100GBにもなるとのこと。 データを全

    SoundCloud閉鎖を恐れた1人のユーザーが900TBに及ぶSoundCloud上の全データをダウンロード
  • 「72時間のピクセル大戦争」チームワーク、集合知、領土紛争、外敵侵攻…アノニマスピクセルアートの一部始終は私たちに何を伝えるか?

    culture 「72時間のピクセル大戦争」チームワーク、集合知、領土紛争、外敵侵攻…アノニマスピクセルアートの一部始終は私たちに何を伝えるか? Original Text by sudoscript, Translation and additional words by Jun Yokoyama エイプリルフール企画としてRedditはユーザーに1枚の馬鹿でかい1000 x 1000pxの白いキャンバスを用意し「Place」というサービスをローンチした。この白いキャンバスには誰もが自由に16色種から1ピクセル分を配置できるように設計されていた。そこには1つピクセルを配置すると5〜10分待たなくてはいけないという唯一のルールが設けられていた。ローンチからの72時間、世界各国のRedditユーザーやアノニマスな人たちがピクセルアート大会に参加した。 72時間の間にキャンバスで繰り広げられた

    「72時間のピクセル大戦争」チームワーク、集合知、領土紛争、外敵侵攻…アノニマスピクセルアートの一部始終は私たちに何を伝えるか?
  • ヘイトスピーチや嫌がらせを発見した時にするべき4つのこと - FNMNL (フェノメナル)

    ドナルド・トランプが大統領に選ばれることが確実となり、アメリカ各地ではトランプのレイシスト、ミソジニー、反移民などを問題視する若者たちが反トランプのデモンストレーションを行った。 そして予想されていたことだが、トランプ勝利後、アジア系、イスラム系、黒人、ラテン系、同性愛者などが街中や学校内で嫌がらせを受ける事例が多発している。 大統領選挙中、そして大統領選挙後、イスラムの人たちがさらに危険にさらされることを危惧するThe Middle Eastern Feministと呼ばれるFacebookのグループは「イスラモフォビア(イスラム嫌悪)的な嫌がらせを受けている人を見つけた時はこのように行動しよう」というイラスト付きのリストを投稿している。現在そのリストは多くの人にシェアされている。22歳のパリ在住のイラストレーターによって作成された。 1. まず嫌がらせを受けている人に話しかけよう 嫌が

    ヘイトスピーチや嫌がらせを発見した時にするべき4つのこと - FNMNL (フェノメナル)
  • ヴェネチアのビエンナーレに出展された「世界東京化計画」とは?世界の有名都市が東京に変化する映像作品

    6つの都市が「東京になってしまったら?」というテーマで制作された「世界東京化計画」というビデオ作品がヴェネチア・アーキテクチャー・ビエンナーレで現在展示されて好評を得ている。 渋谷にある石井大五+フューチャースケープ建築設計事務所がこれらの作品を制作し、ビエンナーレに出展した。 「もし都市がもつイメージや記号が、ある場所からある場所に移された時に、その記号がもつイメージはどうなるか?」、「2つの都市が合わさって、新しくできたランドスケープはどのようなものになるのか?」など、ローカルの概念や都市のイメージを問いなおす作品となっている。 石井大五+フューチャースケープ建築設計事務所はこの作品を以下のように紹介している。 都市のイメージやローカリティーは、考えているほど確固としたものではなく、容易に置き換え可能かもしれない、ということで、6都市の交換可能な部分を、東京のエレメントに交換し、東京に

    ヴェネチアのビエンナーレに出展された「世界東京化計画」とは?世界の有名都市が東京に変化する映像作品
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