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ブックマーク / www.c.u-tokyo.ac.jp (5)

  • 【研究成果】贈り物の交換による地位の競争と社会構造の変化――文化人類学への統計物理学的アプローチ―― - 総合情報ニュース - 総合情報ニュース

    2024年9月5日 東京大学 発表のポイント 文化人類学で議論されてきた贈与による覇権争いを数理モデルで表現し、贈与の規模や頻度に応じて多様な社会構造が組織されることを計算機シミュレーションで明らかにした。 文化人類学の現象に統計物理学のアプローチを導入することで、個人レベルの贈与の相互作用と、社会レベルの構造的類型の間に見られる普遍的な関係を示した。 研究成果は、なぜ特定の地域で特定の社会構造が見られるのかを説明するための一般的な枠組みを提供する。また、数理モデルにより人間社会の普遍的性質を考察する「普遍人類学」という人類学研究の新たな可能性をひらくものである。 ミクロな贈与の相互作用とマクロな格差や社会構造の関係 概要 東京大学大学院総合文化研究科の金子邦彦東京大学名誉教授と板尾健司 博士課程大学院生(当時)は、贈与の相互作用によって様々な社会構造が組織されうることを理論的に明らかに

  • 【研究成果】バイオナノマシンの運動性の基本原理を実証 ――定説の運動機構を覆しうる発見―― - 総合情報ニュース - 総合情報ニュース

    2024年7月22日 東京大学 国立研究開発法人情報通信研究機構 発表のポイント バイオナノマシン・キネシンの一方向力発生の根源となる運動性の計測に成功しました。 DNAナノテクノロジーを用い、キネシンのモータードメイン内のループ領域に運動支点を自在にデザインする手法を開発しました。 生体高分子の運動の基幹機構を理解することで、人工マシンとは異なる原理で動作する生体素材からつくるバイオナノロボットの設計指針を得られることが期待されます。 外部負荷方向によって運動方向が制御されるキネシンの運動性起源の検出に成功 概要 東京大学大学院総合文化研究科広域科学専攻の住吉里英子大学院生、山岸雅彦助教、矢島潤一郎教授、学習院大学の西坂崇之教授、国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT(エヌアイシーティー))未来ICT研究所の古田茜研究員、古田健也研究マネージャーらは、バイオナノマシン(注1)の一種、

  • 【研究成果】楽観的になれば先延ばし癖は改善する!? ――新指標が明らかにする、「希望」の重要性―― - 総合情報ニュース - 総合情報ニュース

    2024年5月30日 東京大学 発表のポイント 「今よりも未来のストレスが増えることはない」と信じる人は、深刻な先延ばし癖が少ないことを発見 新指標である「時系列的ストレス観」と「時系列的幸福観」を導入 楽観的な未来観を持つことが、先延ばし癖の改善に寄与する可能性が期待される 楽観的な人の方が深刻な先延ばし癖を持ちにくい (画像生成AI(DALL-E 3)を用いて作成) 概要 東京大学大学院総合文化研究科の開一夫教授と、博士課程の柏倉沙耶らによる研究グループは、「今よりも未来のストレスが増えることはない」と信じる未来楽観思考の人は、深刻な先延ばし(注1)癖が少ないことを発見しました。 研究では「時系列的ストレス観」と「時系列的幸福観」(注2) という新指標を導入することで、先延ばし癖のある人 が未来に対して抱く印象をこれまでにない新たな切り口でより定量的に測定することが可能になりました。

  • 東京新聞の報道に対する抗議文について : 東京大学大学院総合文化研究科・教養学部

    2022(令和 4)年 8 月 5 日 総合文化研究科・教養学部 学生のみなさま 学生保護者のみなさま 教職員のみなさま 総合文化研究科長・教養学部長 森山 工 今般、 ある一人の前期課程学生から、 新型コロナウイルス罹患によって授業を欠席したに もかかわらず、 コロナ欠席としての救済措置を受けることができず、 当該授業科目の単位を 修得し損なったという主張がありました。当該学生は、この主張を新聞(東京新聞)や記者 会見において一方的に提起しています。 教養学部としては、当該学生のこの自己認識と主張が誤ったものであることを先方に説 明してきましたが、 にもかかわらず当該学生は、 上記のような一方的な措置に及びました。 教養学部では、一方的な主張のみを採用して件を記事とした東京新聞に別紙のような 強い抗議をおこない、訂正と謝罪を公式に求めたところでした。ついては、この抗議文をこ こに開示い

  • 平成29年度 入学式 教養学部長式辞(平成29年4月12日) - 総合情報 - 総合情報

    3000人を超える新入生、そして約6000人のご家族のみなさま、その思い出に深く刻まれるであろうこの時をここに共有できることを光栄に存じます。 そして学への入学を許可された新入生のみなさんが、当に東京大学で学んでよかったとの深い喜びを抱いて卒業の日を迎えられることを心から願い、そのために学の一員として微力を尽くしたいと考えます。 入学にあたり、新入生のみなさんには期待もあれば不安もあるでしょう。現在の心境も、各人各様かもしれません。大学で過ごす毎日が始まるこの時期に、これからの時間はどのような選択の場面なのか、ということをいくつかの観点から考えてもらいたいと思います。 まず自分自身にとっての選択。みなさんは、駒場キャンパスの教養学部において前期課程を過ごすことになります。東京大学は、高校卒業・大学入学段階の限られた知識・情報や先入観を頼りに学生がその専門を選択するのは適切ではないと考

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