7月17日(水)放送の「日経スペシャル 未来世紀ジパング」(毎週水曜夜10時)では、近年多発する動物の密輸問題を取り上げる。日本で人気の「カワウソ」を狙い、タイで暗躍する密輸組織を追跡。世界のエキゾチックアニマルをめぐる"狂騒劇"の裏側を伝える。 日本の"カワウソブーム"の裏で... 空前のペットブームといわれる中、爬虫類や珍しい動物を飼う人が増えている。水族館のショーなどから火がつき、一躍人気となったのが「コツメカワウソ」。東南アジアの水辺に生息するイタチ科の動物で、体長50センチ前後とカワウソの中では最も小柄。愛くるしさが人々の心をつかみ、家でペットとして飼う人が急増している。 しかしこのカワウソブームが、ある事態を引き起こしている。野生の生息地である東南アジアから日本への密輸が急増しているのだ。カワウソは絶滅危惧種に指定され、特別な許可がない限り輸入することはできない。番組取材班は、