HOMEエッジな社長水産市場と料理人をITで結ぶ世界初の「鮮魚eコマース」で日本の食文化を豊かに。八面六臂・松田雅也インタビュー 世界初の「鮮魚eコマース」を実現。iPadの登場が、アナログな鮮魚流通業界に新風をまき起こす 普段、私たちが飲食店で口にしている魚は、いくつもの中間業者を介して運ばれてきたものだ。漁師が獲った魚はまず産地市場に集められ、そこからさらに築地市場(都心部の場合)に卸され、納品業者を介して各飲食店に届けられる。鮮度劣化が早い鮮魚を各店舗にスムーズに流通させるためには、それぞれの段階で専門業者を配置するこの方式がこれまでもっとも効率的とされてきた。何十年も変わらずに続いてきた優れたシステムと言えるだろう。 しかし、中間業者が多くなればなるほど、魚の鮮度は落ちていくし、人件費などのコストもかさんでいく。漁業者の段階で1兆円規模だったものが、飲食店に届く段階では3兆円規模に