「春」の訪れ、 身に纏う衣は一枚、また一枚と、 徐々にその数を減らしていく。 外套と共に心まで軽くなるかと期待するけれども、 どうやらそこまでうまくはいかないようだ。 私にとって「春」という季節は、 どこか心に「ざわつき」をもたらす季節、 「何も進まない」 残雪に刻んだはずの足跡は、 気づけば「春の陽気」に溶かされて、 跡形もなく消え去っている。 私はライフステージを進めるために努力しているつもりだ。 「やるべきこと」をやり続けている。 そして、 「漸進」しているのだろうけれど、 その「実感」を伴わない。 だから私は何か人生に物足りなさを感じていて、 無意識のうちに「焦り」を感じている。 「何も進まない」って、 そんなことばかりを考える。 決してそんなことはないはずのに、 私自身が私を認めてあげられないのだ。 「私の恋愛」は非常に厄介だから、 慎重に進まなければならない。 そうやって石橋を
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