今回参考にしている本は、精神科医・作家の岡田尊司(たかし)さんが書かれた『愛着障害の克服』です。人が生きていく上で、子どもを育てる上で愛着は必要不可欠なものです。 前回から愛着のパターンについて触れていますが、今回は回避型について学んでいきます。 『回避型』の愛着の特徴 回避型の愛着パターンの形成の背景として、親の『拒否と無関心』、『過保護と過干渉』が挙げられます。両方とも本人の感情は汲み取らず、本人が求めることは拒否する共通点があります。 安定して愛着を形成することができれば情緒は安定し、感情と向き合って対処することができますが、回避型の場合は感情と向き合うことを親が拒否してきたので、感情に対処することが難しく、問題に向き合わないことで自分を守るようになります。とりあえず心が乱れて不安になることから回避したり、切羽詰まるまで問題を解決しようとしない傾向にあります。感情に対処することも難し
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