『Newsweek』(日本語版)に「息切れクールジャパン」と題した特集が組まれていましたので興味深く読みましたが、ごく大まかに言えば、世界中で日本のコンテンツブームには陰りが見え始めている、そもそも「クールジャパン」とは何だったのか、というような要旨でした。ちょうど先週から始まりました「各省版事業仕分け」でも、クールジャパン戦略推進事業は「抜本的改善」の判定とのことで、これは真っ当至極な結論だと思います。 政府は経産省に2年前から「クールジャパン室」を設置し、官民挙げて「クールジャパン」の世界への売り込みをやってきたのですが、わざわざ官がやる意味があるのかとずっと疑問に思っていました。「クールジャパン官民有識者会議提言」を一読しても、いわゆる「日本文化論」についてはそれなりに語られていますが、コンテンツ分野はさっぱりのようで、役所にありがちな無味乾燥な作文と化しております。まぁ想像するに、