徳山動物園(周南市)の雌のアミメキリン「ハル」(1歳)が「嫁入り」当日の21日に死んだ。移送用のケージの中で転倒し、首を打って脊椎(せきつい)を損傷するなどしたとみられる。 同園によると、ハルは広島県の福山市立動物園に移送するため、この日午前9時半ごろ、獣舎の運動場と寝室の間に設置された鉄製のケージ(高さ2・7メートル、幅2メートル、奥行き3・6メートル)に入った。扉を閉めて約10分後に音がし、ハルが倒れていた。炎症を抑える薬を注射するなどしたが、午後1時ごろ死んだ。 ケージは10日に設置し、ハルは落ち着いて出入りしていたという。21日は転倒防止のため床に干し草を敷いていた。 ハルは昨年3月12日、雄のゴンタ(11歳)と雌のサクラ(10歳)の3頭目の子どもとして生まれた。生まれた時は体長約1・8メートルだったが、約3メートルにまで成長していた。 同園では2月に雌のサバンナゾウ「マリ」が死ん