「揚輝荘」の北園は京都・修学院離宮を参考にしたと言われる池泉回遊式庭園で、入場料は無料にもかかわらず、桜や藤、睡蓮に、秋は紅葉と四季折々に素晴らしい光景をご覧いただけます。 写真の上部、緑の奥に少しだけですが名古屋市指定有形文化財である「三賞亭」が写ります。 大正7年に伊藤家本宅から移築したお茶室で、揚輝荘最初の建物です。 かつては揚輝荘は広大な敷地に10棟もの茶室が点在し、名古屋の茶道のメッカと言われていたそうです。 また、当時の覚王山一帯は名古屋市郊外の丘陵地帯で、月の名所とされていたそうで、「揚輝荘」の命名も秋月揚明輝という漢詩の一節からとされています。