1973年沖縄県生まれ。98年横浜国立大学経済学部卒業。編集プロダクション勤務を経て、2002年より現職。著書に『コンビニ外国人』、『地と水の一滴 沖縄に散った青年軍医』、共著に『死後離婚』など。 著書 日本が今や、世界第4位の移民大国であることを、ご存じだろうか。 OECDによると、2015年の外国人移住者統計で、日本に移住した外国人の数は前年比約5万5千人増の約39万人となり、前年の5位から韓国を抜いて4位に上昇したという。ちなみに2015年のトップ3は1位がドイツ(約201万6千人)、2位が米国(約105万1千人)、3位が英国(47万9千人)だった。日本はこれに次ぐ世界第4位の移民大国なのだ。 しかし、ちょっと待って欲しい。日本は基本的に移民の受け入れをしていないはずではなかったか? 実は国連やOECDでは「移民」の定義は、その国に1年以上住んでいる人ということだ。観光ビザで入国して
![移民はいないことになっている世界4位の移民大国日本(芹澤健介ライター・編集者・放送作家) -マル激](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/3a96c0af4b4a8880ce3b0a669c956959daa40c70/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.videonews.com%2Fwp-content%2Fuploads%2F2018%2F08%2Fmarugeki_906_serizawa.jpg)