ネット上では日々「子育て」について議論が展開される。子育て経験者と未経験者の間では常に温度差が存在するが、評論家の金美齢氏が、ネットで議論になりがちな出産・育児問題に言及した。 * * * 「『子どもいらない』は人に非ずなのか」 こんな挑発的なタイトルの記事が掲載されたのは『AERA』(2015年2月16日号)。この記事によると、少子化ゆえ国が推進する「出産礼賛な空気」のなか、女性が今、最も言ってはいけない言葉は「子どもは欲しくない」だという。記事には育休中の同僚が職場に赤ちゃんを連れてくるのが苦痛という30才女性や、地元の女子会で「子どもを欲しくない」と言ったらモンスター扱いされたという28才女性などが登場し、世に蔓延する「出産・育児至上主義」に押しつぶされそうだと嘆く。 記事は、「出産礼賛な空気が行き過ぎれば、“圧力”になることも忘れてはいけない」と結ばれている。 しかし、私はあえて言