2022年秋、mimic炎上騒動を皮切りに、突如勃発したAI論争。特に米国のAIイラスト生成サービス「novelAI」と、その学習元となった画像掲示板「Danbooru」が激しい毀誉褒貶に晒された。しかし、流れてくる意見のほとんどは、冷静さを欠き、論理破綻をきたした「お気持ち表明」ばかり。時代錯誤なモラルハザードとしか思えなかった。むしろ、感情的になって炎上に加担した人々の多くが、著作権法やフェアユースに対し、きわめて無教養。国際的な流れに対しても、不寛容で、伝統的で、保守的で、閉鎖的な印象が目立った。そこで、このまとめでは「Danbooru」に対するオルタナティブな見解を一通りまとめてみた。まず立ち止まって、そもそも「Danbooru」というウェブサイトが、なぜ存在しているのかについて考えてみよう。
![画像掲示板「Danbooru」は、悪質な無断転載サイトなのか→「99%は一般公開されたもの」「作者とソースを明記しており、フェアユースでは?」という声も](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/c82e840af5bf6566870508c8a8e11192a6f570dd/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fs.togetter.com%2Fogp2%2Fe6012b9244492a440e94db3feb5ffb45-1200x630.png)