稲本の仕事 【海外通信員】2009年05月13日 ここに来て、稲本潤一がおもしろくなってきた。 フランクフルトに所属する稲本は今季17試合に出場。5月9日(土)には、アウェーゲームのハノーファー戦に先発出場した。 この日のフランクフルトのフォーメーションは4ー1ー4ー1。4バックの前に稲本がワンボランチで入り、その前にMFが4人、右からマハダビキア、フィンク、マイヤー、コルクマズ、1トップにフェニンという形だった。稲本の仕事は中盤の底で余って、相手の攻撃を寸断することがメインだった。 「基本的にはあそこのポジションで。仕事としてはトップ下に選手を置くチームが多いので、その選手を止める。あとはつなぎの起点になれるように」 稲本はこの仕事をほぼ完璧に遂行した。前半7回、後半6回と次々と相手のボールをカットし続けた。ハノーファーのトップ下のポジションに入っていたのは、元オランダ代表のブル