吉井理人の投究論 第10回 キャンプで順調な仕上がりを見せている斎藤佑樹。 プロ野球は春季キャンプが始まってから2週間が過ぎ、各チームとも実戦形式の段階に入ってきました。いろいろな投手の情報を聞きますが、僕が今年注目しているのが、日本ハムで投手コーチをしていた時の教え子でもある斎藤佑樹です。 今回のキャンプで彼に求められるのは、とにかく結果です。去年の故障明けからどんな状態でキャンプに臨んでくるのか注目していましたが、2月2日にブルペンで60球近く投げました。これが意味するものは、キャンプまでの準備をしっかりやってきたということです。その姿を見て、ホッとしたと同時に、今年に懸ける彼の思いが伝わってきました。 斎藤を含めたすべての投手に言えることですが、シーズンオフの過ごし方は本当に大事です。最近は以前よりシーズン開幕が早くなっているので、その分、キャンプでは早く仕上げていく必要があります。
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