若手優先、続く流出 日ハムの起用方針に不安と不満 「顔」去りファン離れも (11/29 07:25) <左>FA宣言の会見で事実上の退団を明らかにした大引=6日、千葉県鎌ケ谷市<右>オリックス移籍を表明した小谷野=26日、札幌市 日本ハムの大引啓次(30)と小谷野栄一(34)の両内野手がフリーエージェント(FA)移籍する。ここ数年、日本ハムは主力の流出が続き、チーム編成が落ち着かない。選手育成で対応しているものの、若手優先の起用はさらなる流出を招きかねないジレンマを抱える。 「現場から『来年も一緒にやろう』という明確な言葉をいただけなかった。(残留する可能性は)限りなく低い」。FA権行使を表明した6日、大引は“退団”を口にした。 大引は今季、自己最多132試合に出場しながら、若手を優先するベンチに不安をぬぐえずにいた。 開幕前には「今季は控えかもしれない」と周囲に漏らしている。オープン戦で