「DNSリバインディング」による攻撃 今度は、契約者固有IDのなりすまし(変更)をしないでかんたんログインを攻撃する、「DNSリバインディング(DNS Rebinding)」と呼ばれる手法を紹介します。 DNSリバインディングは受動的攻撃の一種です。なりすましのターゲット(対象者)の携帯電話ブラウザ上で攻撃用スクリプトが動作することで攻撃が起こります。図3を用いて、DNSリバインディング攻撃の概要を説明します。 図3のexample.jpが攻撃対象サーバ、trap.example.comは攻撃者が管理している「罠」のサーバです。攻撃者は罠サイト上に、JavaScriptを仕込んだHTMLを用意し、example.jp利用者が閲覧するのを待ちます。以下に攻撃シナリオを示します。 【1】罠サイトを閲覧すると、JavaScriptがダウンロードされる 【2】罠を閲覧したタイミングで、ローカルに保