「ビジョン」や「経営理念」とは、従業員の具体的な行動に結び付けたときに初めて意味を持つ。“タテマエ”や“お題目”として、放置しておいてはいけない。 リーマンショック以降、市場競争はいちだんと厳しさを増し、企業は常にスピーディかつ適切な判断を求められている。そのためには経営トップ以下、従業員全員が現状と目標を認識し、部門、個人がスムーズに連携して1つのゴールを目指せなければならない。「サッカーで例えれば、ボールを持った選手と周りの選手が瞬時に状況を判断して、いちいち声に出して指示をしなくともお互いの暗黙の了解で次のプレーの息が合うといったイメージだ」。 だが、これを実現するためには、「メンバーのものの考え方や行動の基準がそろっていること」が不可欠となる。では、そうした体制を築くためにはどうすれば良いのか?――そう問われると即座に「ビジョンやミッション、経営理念の確立、明確化が必要だ」と答えた
![“会社の要件定義”、できていますか?](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/7c26de773e06f3a8fa8c422879b9015c12a722cf/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fimage.itmedia.co.jp%2Fim%2Farticles%2F1011%2F02%2Fr5way01.jpg)