9日朝早く大阪・東大阪市で大阪地方検察庁が車で護送していた男の片手の手錠を車内で外し、逃走される事件が起きました。 発生から半日以上たっても男はもう一方の手に手錠をつけたまま逃げていて、検察と警察が行方を捜しています。 9日午前4時ごろ東大阪市新町の交差点で、大阪地方検察庁の事務官3人が車で護送していた大植良太郎被告(42)に車のドアを開けられ逃走されました。 大植被告はことし4月に覚醒剤の使用などで逮捕・起訴されたあと保釈されていましたが、その後、3回にわたって裁判に出廷せず、保釈が取り消されて検察が収容する手続きを進めていたということです。 大植被告は車内で手錠と腰縄をつけられていましたが「手錠がきつい」と訴えたため、事務官が左手の手錠を外したところ、突然、暴れ出したということです。 事務官は3人がかりで制止しようとしましたが振り切られ、大植被告は右手首に手錠、腰に縄がついたままの状態