ウーバーは同社の傘下の電動自転車シェアリング企業「Jump」が保有していた、数千台の自転車やスクーターを廃棄処分にしたことで強い非難を浴びている。 ウーバーは5月初旬に、Jumpのビジネスをこの分野の競合のLimeに譲渡したが、事業を移管する過程で不要になったJumpの車両を処分した。しかし、新型コロナウイルスのパンデミック以降、公共交通に代わる移動手段として電動自転車やスクーターの重要性は高まっており、まだ使える車両を寄付するのではなく、鉄クズにするというスタンスが批判を浴びている。 ウーバーは5月27日、全米各地から回収したJumpのロゴ入りの電動自転車や電動スクーターを金属リサイクル工場に送り、車両の電子部品も適切に処分したと述べた。 フロリダ州の起業家のCris Moffittは先週、Jumpの赤いロゴ入りの数千台の自転車がスクラップ処理場に送られた動画をツイッターに投稿していた。