総務省が29日発表した労働力調査によると、4月の完全失業率(季節調整値)は5.0%で、4.8%だった3月より0.2ポイント悪化した。男性5.3%。女性4.6%。完全失業者数は前年同月より71万人多い346万人、世帯主の失業者数は87万人だった。また、厚生労働省が同日発表した4月の有効求人倍率(同)は、前月を0.06ポイント下回る0.46倍で、99年5月、6月と並んで過去最低となった。 定年などを含めた非自発的失業者数は154万人で、このうち倒産やリストラなど会社の都合で離職した人が114万人。自己都合で失業した人は103万人だった。就業者数は6322万人で、前年同月と比べて107万人減った。