中国・南京市は国内の他の都市と同様、深刻な大気汚染に悩まされている。 0から500までの数値で表す空気質指数(数値が高いほど汚染されていることを示す)で、南京市の指数は132となっている。健康に影響を及ぼすレベルとされ、呼吸器疾患のある人は特に注意が必要である。 イタリアの建築設計事務所Stefano Boeri Architettiは、都市の大気汚染緩和に向け、緑に包まれた高層ビルをデザインする。同事務所は最近、1100本の木と2500本の低木を屋上やバルコニーに配した2棟の高層ビル「南京グリーンタワーズ」を南京市に建設すると発表した。 南京グリーンタワーズは今年前半に着工し、来年完成する予定だ。外観は同事務所の代表ステファノ・ボエリ(Stefano Boeri)氏がミラノでがデザインした2棟の複合ビルに似ている。さらに、スイスのローザンヌで同氏が設計したビルは、2018年初めにオープン