Reported by 本田雅一(2016/05/20) このところ、毎年のように“今年は4Kテレビの年”と言われている。今年こそ本命と言われると「また今年も?」と感じる人もいるかもしれない。過去の4Kテレビ動向は、低価格化で購入しやすくなったり、フルHD映像をより高画質に映せるといった、従来型テレビの延長線上にあった。 ところが今年のトレンドは「映像コンテンツのイノベーション(刷新)」が基本軸にある。 4Kテレビは、フルHDの縦横2倍、画素数で4倍もの解像力を持つデジタルテレビのことだ。液晶テレビは高精細化が容易なため、テレビを構成するLSI回路が高性能化すると、あっという間に4Kテレビを商品化できるようになり、毎年のように安価になってきている。 本稿ではまず、今年の映像製品トレンドについて注目していきたい。今、テレビ業界は大きな節目に差し掛かっているのだ。 4K化を契機に、映像のあらゆ