クロアチアのナンバー10を背負うモドリッチはこの日も凄まじい存在感を発揮した。タレント軍団のセレソンに対して、クロアチアは今大会が自身にとって4度目のW杯となるモドリッチやブロゾビッチ、コバチッチを中心にした連動によって、ほぼ五分のボール保持率で試合を進めた。 それでも延長前半終了間際、消していたはずの中央スペースをネイマールに攻略され、ブラジルに先制点を奪われた。ここで心が折れたとしても何ら不思議ではないのだが……カメラに映し出されたモドリッチ、そしてクロアチアイレブンの表情は死んでいなかった。 すると117分、モドリッチが守備の起点となったプレーから、クロアチアのカウンターが発動。オルシッチが左サイドを切り裂くと最後はペトコビッチが値千金のゴールを叩き込んだ。1-1に追いついてPK戦に持ちこんだクロアチアは、PKストップに絶対的な自信を持つGKリバコビッチがブラジル1人目ロドリゴのシュ