今回初めてイルリメのトリミングという曲のMVを制作してくれる事になった映像ディレクターの大関泰幸氏、大学に入り、ハードコアと出会い、仲間とZINEを制作し、社会人になり、知り合いのバンドマンと関わっていくウチに気がつけば映像ディレクターという仕事をしていたその経過の中で、何を見て何を得たのか取材させていただきました。人のなかに歴史あり、歴史のなかに人があり。それでは映像ディレクターという仕事の紆余曲折、聞かせていただきましょう。 大関「早稲田大学に入りたかったんです。早稲田の二文に、芸術学部ってのがあるんですよ、そこ映画監督とかよく出てるんで、そこ入ったら何か面白いことあるかな~って思ったんですけど現役で落ちたんです。で、俺どうしようかな~って予備校のパンフレット見てたら、河合塾ってあるじゃないですか?そこのパンフレットの一番最後のページに、美術大学受験コース、ってのが目についたんですよ。