【旅行用心集を読む】シリーズは、ツベルクリン所有の『旅行用心集(1810年発行)』という江戸時代のガイドブックを読んで行くシリーズ記事です。今日はその第2回です。 前回の第1回の記事はこちら www.tuberculin.net 第1回では、"はじめに"の部分に当たる文章を読んで行きました。旅行に出かけるにあたっての心がけなどが書いてあります。第2回以降は具体的な旅行中のアドバイス部分を読んで行きます。 著者の八偶芦庵(やすみろあん)という旅好きの一般人が書いた書物ですが、芦庵は旅行中のアドバイスを"道中用心六十一ヶ条"としてまとめていきます。当シリーズでは、その61ヶ条を今後何回かに分けてご紹介していきます。 <目次> <第1条> <第2条> <第3条> <第4条> <第5条> <第6条> <第7条> 終わりに‥ <第1条> "初て旅立の日ハ~”から訳 「旅立ちの日は、足のコンディション