こちらのページは以前、日経BP社 FoodScienceに掲載されていた記事になります。 当サイトから新規に投稿された記事については、こちらよりご覧ください。 養鶏に妙な論争が起きている。国が3月、鳥インフルエンザウイルス対策として、ウインドレス鶏舎(ウインドウレス鶏舎とも呼ぶ)の新設に最大半額の補助金を出すことを決めた。これに対して、「窓のない自然でない養鶏に、国が金を出すなんて」と、平飼い業者や市民団体などが反発しているのだ。窓のない養鶏って何?不自然ってどういうこと? 参照記事:京都新聞 ウインドレス鶏舎がどんなものなのかを理解されないまま、誤解が誤解を呼ぶ状況がおきている。まずこれを整理したい。養鶏施設の種類は大きく3つに分かれる。ウインドレス鶏舎と開放型のケージ鶏舎、平飼いである。 国が補助金を出すというウインドレス鶏舎は、窓がなく外から遮断されており、日照時間や気温、湿度、換気