ブックマーク / shorebird.hatenablog.com (3)

  • 書評 「「ネコひねり問題」を超一流の科学者たちが全力で考えてみた」 - shorebird 進化心理学中心の書評など

    「ネコひねり問題」を超一流の科学者たちが全力で考えてみた 「ネコの空中立ち直り反射」という驚くべき謎に迫る 作者:グレゴリー・J・グバーダイヤモンド社Amazon 書は物理学者であるグレゴリー・グバーが「ネコひねり問題」について語ったになる.「ネコひねり問題」というのは,「ネコは逆さ向けにして落とされても空中でうまく身体をひねって脚から着地するが,物理学的に考えてみて,なぜ,どのようにしてそのようなことができるのか」という問題だ.書店でこのを見かけて最初に感じたのは,ネコは頭からひねってその後身体全体の向きを変えることができるが,それだけの問題をどうやったら一冊のにまで膨らませることができるのだろうかということだ.そしてそれに興味を引かれて購入して読んでみたものだが,この「ネコひねり問題」には何重にも絡まる謎があって,どうしてなかなか奥深く面白い.原題は「Falling Felin

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    lbtmplz 2022/12/11
  • shorebird 進化心理学中心の書評など

    War and Peace and War: The Rise and Fall of Empires (English Edition) 作者:Turchin, PeterPlumeAmazon 第7章までで第1部:帝国創成編(Imperiogenesis)が終わり,ここから第2部:帝国病編(Imperiopathosis)になる 第2部 帝国病:帝国の崩壊 第2部では繁栄を極めた帝国や強国がどのように崩壊に向かうのかが詳しく説かれる.第1部ではアサビーヤのブラックホールのような団結心の崩壊だけが描かれたが,第2部では,経済的要因,デモグラフィック要因,社会階層要因なども考察されていく. 最初の第8章で取り上げられるのは14世紀のフランスだ. 第8章 運命の車輪の逆側:栄光の13世紀から絶望の14世紀へ その1 第8章の冒頭は13世紀初頭にパリを訪れた年代記編者バゾーシュの引用から始まっ

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    lbtmplz 2021/05/03
  •  「進化論はなぜ哲学の問題になるのか」 - shorebird 進化心理学中心の書評など

    進化論はなぜ哲学の問題になるのか―生物学の哲学の現在“いま” 作者: 松俊吉出版社/メーカー: 勁草書房発売日: 2010/07/13メディア: 単行購入: 11人 クリック: 190回この商品を含むブログ (27件) を見る 書は進化生物学*1 にかかる科学哲学についてのアンソロジーである.執筆者には若手科学哲学者たちが名を連ね,それぞれの考察をまとめている.全部で200ページ強の小振りのになっている. 冒頭第1章は松俊吉による「自然選択の単位の問題」*2 基的には論争史を簡単に紹介するというスタンスになっている.まず遺伝子淘汰説の問題としてジョージ・ウィリアムズとドーキンスの説明についてのソーバーたちの議論,それに対するステレルニーたちの議論を紹介する.この部分では,キッチャーの整理として,ドーキンスの主張は当初の「一元論的対立遺伝子淘汰主義」から後に「多元的対立遺伝子淘汰

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    lbtmplz 2010/09/20
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