19日夜の官邸会談でも結局、辞任する気はみせずじまい 【PHOTO】Bloomberg via Getty Images 「立つ鳥 跡を濁さず」―。 中学卒業が近づくと、担任の先生から厳しくこう言われ、教室の掃除、整理整頓などをきちんとするよう厳しく命じられた。「立ち去る時は、跡を見苦しくないようによく始末すべきである。また、退き際はいさぎよくあるべきである」(「広辞苑」)という意味だ。 なぜこんなことわざを思い出したかと言えば、退陣表明後の首相・菅直人の言動があまりに異常で、怒りすら覚えたからである。インターネットの「ことわざデータバンク」には対義語も出ていて、「後は野となれ山となれ」「旅の恥はかき捨て」となっていた。なるほど、いまの菅の姿にピタリと当てはまる。 退陣表明直後から「菅は辞める気はまったくないようだ。いまだに意気軒昂だ」という話がじわじわと広がっていた。しかし、そうはいっ