そんな傾向が、厚生労働省が21日に公表した「21世紀成年者縦断調査」で分かった。 調査は、少子化対策を探るため、2002年10月末時点で20~34歳だった全国の男女と配偶者を対象に毎年1回実施している。同じ人を追跡調査しているのが特徴で、9回目の今回は、初回からずっと調査に答えている1万3063人の10年11月実施分を集計した。 03年時点で仕事をしていた人など1万77人に結婚経験を聞いた質問では、最初に正規雇用された男性では66・7%、女性では74・7%が「あり」だったが、非正規では「あり」は男性で40・5%、女性でも59・4%にとどまった。