大沼、右肩痛回復せず退団へ…DeNA DeNAの大沼幸二投手(32)が、右肩痛のため近日中に退団する方向で調整していることが20日、分かった。今季は故障のためキャンプから一度も1軍昇格はなく、2軍でも公式戦の登板がない。関係者の話を総合すると、懸命にリハビリを行ったが、回復のメドが立たなかったようだ。 大沼は西武時代、速球派の中継ぎとして活躍。09年に自己最多の54登板、4勝7敗1セーブ、防御率3・14をマークしたが、10年は右肩痛に苦しみわずか16登板。オフに横浜(現DeNA)にトレードで入団。「もうひと花、ふた花咲かせるように。期待してくれるところで頑張りたい」と意気込んでいた。移籍1年目の昨年も右肩痛の影響で14登板で勝ち負けなしながら防御率8・49。今季は新球団となって心機一転、復活を目指してきたが、本来の球威は戻らなかった。