ドバイ・ワールドCの前哨戦、アルマクトゥームチャレンジ・ラウンド3(3月4日、メイダン競馬場・ダート2000メートル)を目指すラニ(牡4歳、栗東・松永幹夫厩舎)が15日、栗東トレセンでの調教時に思わぬハプニングに巻き込まれた。 初コンビを組むライアン・ムーア騎手(33)=イギリス=を背にEコースへ入った時に、“事件”は起こった。放馬してカラ馬となった他厩舎の3歳馬が逆走。直線をダクで進んでいたラニに勝負を挑んだ。しつこく絡み続ける3歳馬にラニが3度後肢のキックで応戦したのち、関係者が仲裁に入り、ようやくにらみ合いが終わった。 追い切り前の想定外のハプニング発生にもかかわらず、鞍上が促すと、ラニはスムーズに加速。普段より重心を沈ませてEコースを駆け抜けた。初コンタクトを取ったムーア騎手は「動きがよかったし、状態は良さそう。最初にいろいろあったけど、追い切りの内容はよく、満足している。あと