ブックマーク / saavedra.hatenablog.com (11)

  • 有名人には有名税があり、無名な人には無名控除がある - 明晰夢工房

    はてなブックマークの話題が一部で盛んになっている。私もこの話題に一枚嚙もうかと思ったが、よくよく考えると自分にはあまり関係ないことに気づいた。何人かのブロガーはこの件でブックマーカーを批判しているが、それは彼らが有名で、ブックマーカーに叩かれる側だからだ。私のような無名ブロガーのところに、あまりブックマーカーはやってこない。だから普段はブックマークのことなんてまるで意識していない。 おまえは便所の落書きのつもりでブコメを書いているのかも知れないが、その便所の落書きには受け取り人がいるんだよネットでは - 自意識高い系男子 私は有名でないからブックマーカーのことはあまり考える必要はないけれども、好きなことや楽しいことをメインに書くことが結果的に自衛策になっている気はする。変なコメントする人は争いの匂いに寄ってくるので。 2023/02/28 21:45 b.hatena.ne.jp はてな

    有名人には有名税があり、無名な人には無名控除がある - 明晰夢工房
    lcwin
    lcwin 2023/03/03
    在野にいるというか、草莽にいるというのは確かにそんな感じだけど、それなりに徳を積みたいもんです。インターネット大体そうなんだけど比喩や反語が通じない環境での批判の作法って難しいよね。
  • ブログに「本当の感想」をもらうことの難しさ - 明晰夢工房

    togetter.com もうとっくにこの話題の旬は過ぎてしまっているが、改めて上記のまとめを読み返し、いろいろと思うことがあったのでここに書いておく。 作家もそうだが、何かしら創作をしている人は、単に創りたいものがが創れればそれで満足、という人ばかりではない。誰かに反応してもらえるから、褒めてもらえるから、という動機でがんばる人も多い。そのことの良しあしをここで論じる気はない。ただ、皆がダーガーのようにひたすら孤独に砂場で砂を積みあげ、好きな風景をつくることに没頭できるわけでないことは確かだ。反応が気になるタイプの人はどうしたって気になる。 では、小説に感想をもらいやすくするにはどうしたらいいだろうか。書き手が感想をもらえれば励みになるように、感想を送る側もまた、作者に反応してもらったほうが書く甲斐があるというものだろう。つまり、感想がほしければ、感想をもらったときに大喜びしてみせたり、

    ブログに「本当の感想」をもらうことの難しさ - 明晰夢工房
    lcwin
    lcwin 2020/12/13
    今朝、あいさつの力(ぽぽぽぽーん)的なことを考えるのがふとあったけど、ブログだと大仰に書かないとと思ってしまい、ツイッターは圧が強いからハイクが欲しい。
  • 森山至貴『10代から知っておきたいあなたを閉じ込める「ずるい言葉」』に見る「社会学者が嫌われる理由」 - 明晰夢工房

    10代から知っておきたい あなたを閉じ込める「ずるい言葉」 作者:森山 至貴 発売日: 2020/08/18 メディア: Kindletogetter.com このは少し前に「裏表紙がクソリプ大集合みたいな」としてツイッターで話題になった。「あなたのためを思って言っているんだよ」「どちらの側にも問題あるんじゃないの?」「悪気はないんだから許してあげなよ」などなど、こので取り上げられている「ずるい言葉」は相手の気持ちを解きほぐすことは一切なく、ただ口をふさぐ効果しかないという意味において、確かに「クソリプ」だ。言われる側はたまったものではない。 書『10代から知っておきたいあなたを閉じ込める「ずるい言葉」』では、こうした29の「ずるい言葉」を取りあげ、これらの言葉にどんなおかしな考え方が隠れているかをあぶり出す。ここの解説はていねいで、特に専門用語も使われていないので10代でも理

    森山至貴『10代から知っておきたいあなたを閉じ込める「ずるい言葉」』に見る「社会学者が嫌われる理由」 - 明晰夢工房
  • 糸井重里氏のツイートと「他人は変えられないから自分を変えよ」という自己啓発的メッセージの限界 - 明晰夢工房

    先日、糸井重里氏のこんなツイートが話題になっていた。 わかったことがある。 新型コロナウイルスのことばかり聞いているのがつらいのではなかった。 ずっと、誰ががが誰かを責め立てている。これを感じるのがつらいのだ。 — 糸井 重里 (@itoi_shigesato) 2020年4月9日 責めるな。じぶんのことをしろ。 https://t.co/uLIz0k9cSd — 糸井 重里 (@itoi_shigesato) 2020年4月9日 このツイートへの反応の多くは批判的なものだ。なぜ政府の対応がおかしいことを責めてはいけないのか、という意見が批判の多くを占めている。糸井氏のツイートに政府を擁護する意図があるかはわからない。ただ、「誰かを責める声」の中には政府を批判する声も確実に含まれる。「責めるな」というメッセージは、政府への不満の声を封じることにもつながりかねない。だから反発を受けているのだ

    糸井重里氏のツイートと「他人は変えられないから自分を変えよ」という自己啓発的メッセージの限界 - 明晰夢工房
    lcwin
    lcwin 2020/04/10
    だからといって感染した人を責められるわけでもなくて、病を憎んで人を憎まずってのは難しいわねえ。行動変容を世間様から求められる世界というのもまた難しい。政治は参加するものだから言いたいことは山のように。
  • 太古の昔、ブログは「文学」だった。 - 明晰夢工房

    p-shirokuma.hatenadiary.com amamako.hateblo.jp 今日はこちらのエントリを読んで思ったことなどを。 ブログに商業化の波がやってくる前、この世界はただリアルには出せない、自分の思いのたけをぶつけるだけの場所だったように記憶している。もちろん観測範囲の問題はあるし、以前から商売のためにブログを書いていた人も、ブログを書籍化した人がいることも知っている。だが総じてブログ空間は、ただ書きたいこと、訴えたいことがあるから書く、という人が多くを占めていたように思う。 はっきり空気が変わり始めたと感じたのは、「ブログで自分語りなどしてはいけない」と主張する人たちが出てきた頃からだ。需要のないエントリなど書いてはいけないということだ。自分が書きたいかどうかではなく需要があるか、要はお金になるかが一番の関心事、という人たちが増えてきた。ブログをどう書こうと自由なの

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    lcwin 2020/02/02
    はてなブログでさるさる日記やジオシティーズのようなつぶやきを書いても許されるならそれはそれでハッピーな時代なのかもしれない。
  • ブログで自分語りをしてもいいという話と、感想コンテンツの特殊性について - 明晰夢工房

    ブログで自分語りをしてはいけないのか問題 ついさっき、ちょっと思うところがあって、「ブログ 自分語り」でぐぐってみました。 すると案の定というか、出てくるブログに書いてあることはほぼほぼ「ブログで自分語りなんてするな」の一色でした。 いわく、芸能人でもない人の個人的な話なんて誰も興味ない、ブログは読者に価値ある情報を提供するものだからそんなこと書いたらダメ、それより読者の興味に寄り添うべき云々。 いや、お説はいちいちごもっとも。 たぶんこんな感じのことが書かれているんだろうなあ、と予想はしていましたが、だいたい思った通りのことが書かれていました。 自分語り、嫌われたものですね。そりゃそうです。貴方のことなんて誰も興味ないよ、と言ってるその人たちの大部分は、ブログで集客し、お金を稼ごうとしてる人達でしょう。その立場からすれば、それこそ自分語りなんてなんの役にも立たない。いやむしろ有害なんだ、

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    lcwin 2020/01/27
  • エマ・ワトソンのスピーチに関する雑感 - 明晰夢工房

    logmi.jp togetter.com anond.hatelabo.jp 今日は以上の記事を読んで思ったことを記しておこうと思う。 世の中には、総論賛成各論反対、みたいなことが多い。どこの記事だったか忘れたが、「男性も無理せず弱みを見せられるようになればいい。無理に男らしさに縛られる必要はない」といった記事が多くの賛同を集めているのを見たことがある。 そして、エマ・ワトソンの演説というのも、大意はそういうことを言っている。男も女も、ジェンダー規範に縛られずに自由に生きてよい。誰もが「らしさ」を押し付けられないような社会にするべきだ、と彼女は言っているのだ。大雑把に言えば「みんな違ってみんないい」だ。 これ自体には特に反論するような点は見当たらない。多様性は尊重されるべきだ。これは一般論として全く正しい。だからこそ多くの人が賞賛しているし、確かにこの演説には耳を傾けるべき価値がある。で

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    lcwin 2017/08/01
    「あなたは弱さを見せていい」と「フェミニストはあなたのママじゃない」が一見ダブルバインドに見える問題。
  • 「痛みを知ると人に優しくなれる」とは限らない。 - 明晰夢工房

    スポンサーリンク ただの「近親憎悪」では片付けられない話 先日、ツイッターのTLをこういう文言が流れていった。 「女性が兵器になるようなゲームで遊んでいるような連中が、戦争を起こす」 「こうして女の子を支配したいという欲求が、人を他国への侵略へと駆り立てる」 何の話かよくわからなかったが、そのツイートに添えられていた画像を見る限り、ブラウザゲームによくある女の子が兵器になって戦うタイプのゲームのプレイヤーのことを指して言っているらしい。 少女を兵器に見立ててゲームの中で戦争をするような輩は、ヴァーチャルな世界の中でおぞましい征服欲や支配欲を満たしているのだろう……という話だ。 これだけなら、単に世間によくある偏見ということで話は済む。 一々相手にするほどのものでもない。 だが問題は、この話をしていた人達の属性だ。 これらの批判をしていた人達のアイコンは、ロボットや怪獣の姿だった。どうやら彼

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    lcwin 2017/02/15
  • 森岡正博氏の『草食系男子の恋愛学』について - 明晰夢工房

    d.hatena.ne.jp 生命学者の森岡正博氏が恋愛工学の批判を展開している。恋愛工学のような女性蔑視的なノウハウに対して、森岡氏が「女性蔑視でない物のアプローチ」として持ち出しているのがご自身の著書である『草系男子の恋愛学』だ。 草系男子の恋愛学<草系男子の恋愛学> (MF文庫ダ・ヴィンチ) posted with カエレバ 森岡 正博 KADOKAWA / メディアファクトリー 2015-11-06 Amazon 出版当時は結構話題になったで、当時読んだ時にはあまりこのに対する感想をうまく言葉にできなかったのだが、今改めて読み返してみるといろいろと思うところもある。 せっかくなので、この場でこのの感想を記しておきたい。 全体を貫く真摯なトーン まずこのは「反恋愛工学」を主張する森岡氏の手になるだけあって、全体として非常に真摯な書き方となっている。 対象としている男性

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    lcwin 2017/02/07
  • ゲームが遊べなくなるのは淋しいけれど - 明晰夢工房

    もう1年以上前の話になるんですが、ちょっと県都の方に用事があって帰ってくる途中、電車の向かいの席に3DSに夢中になってる男性がいまして。年の頃は30代前半位と思しき彼に対して、私の心の中から思ってもみなかった言葉が浮かんできたのです。 「あなた、もういい歳なんでしょ?そんなゲームなんてやって遊んでていいの?隣に誰もいないけど、多分まだ結婚もしてないよね?ゲームに注ぎ込むお金や時間を、そろそろ生涯の伴侶探しに向けたほうがいいんじゃないの?いくらゲームをやり込んだところで現実の経験値は上がらないんだよ?」 はい、完全に余計なお世話です。そもそもこれを書いている私自身、大のゲーム好きで、アイマスを遊ぶために人に勧められてわざわざXbox360を買ったくらいですから。よりにもよってこんな奴に言われたくないと言うしかありません。そういう自分こそ少なからぬ時間をゲームという娯楽につぎ込んできたのだから

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    lcwin 2015/11/03
  • 変わりゆくはてなと「ネット原住民」 - 明晰夢工房

    今日はこの記事を読んだ雑感などを。 anond.hatelabo.jp 2007年頃は今とは別のアカウントではてなダイアリーを書いていたので、当時の雰囲気はよく覚えている。あの頃よく話題になっていたのが承認欲求だとか、モテ非モテ論争だとか、性犯罪に対する自衛の問題だとかというもので(観測範囲がかなり偏っている感じがあるけれども)、「頭が良い」と言えるかどうかはともかく、今よりも確実に「濃い」印象があった。その「濃さ」の中身はあまりリアルでは口にできないような生身の情念によって形成されているもので、そういうものを読めるのがネットの醍醐味だと感じていた記憶がある。 この記事で書かれている「対立を煽る記事」は、確かに目立つ。個人ブログでそういう内容が目立つのは、まとめサイトの手法を個人も取り入れるようになったということだと思う。現状、まとめサイトのようなやり方は手っ取り早くアクセスを稼ぐのには最

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    lcwin 2015/10/24
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