男性がフェミニズムの考え方に触れたりジェンダー論について書かれた本を読んだりなどしたときの反応には、いくつかの典型がある。 典型的なものの一つが、「フェミニズムなんて認められない」「ジェンダー論なんてうそっぱちだ」といった全否定の反応だ。これに関しては、フェミニズムやジェンダー論の内容について具体的に触れてそれについて考えた末に全否定になる場合もあり得るだろうが、大半の場合には、全否定する人はフェミニズムやジェンダー論の上っ面だけにしか触れていなかったり全く内容を理解できなかったりするのにイメージだけで判断している。こういう反応はフェミニズムに限らずマルクス主義とかエコロジー主義とかいろんな主義や理論に対してよくなされる反応ではあるのだが、このような反応がなされることは残念なことであるには違いない。 典型的な反応の二つ目は、フェミニズムやジェンダー論が「女らしさ」そして「男らしさ」を否定し
![「男性としての加害性を自覚した男性による女性に対する謝罪」についての雑感|デビット・ライス](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/eb1c00986a4bb00a2a2824675c7037b3a390977f/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fassets.st-note.com%2Fproduction%2Fuploads%2Fimages%2F19197387%2Fprofile_ec643143c1ac7873ca190d0bb0dfd6f5.jpg%3Ffit%3Dbounds%26format%3Djpeg%26quality%3D85%26width%3D330)