「LGBTの方は原則お断りしています」と明記された同意書(タスクさん提供) 県内の不動産業者が賃貸物件の契約に関する「同意書」に「LGBTの方は原則お断りしています」と明記し、性的少数者らの入居を拒否していたことが24日までに分かった。LGBT当事者のタスクさん(26)=本島中部=が賃貸アパートを契約しようとしたところ、この不動産業者から渡された同意書に記載されていた。ジェンダー法に詳しい琉球大学法科大学院の矢野恵美教授は「セクシャリティによって、一部の人を一律に排除するもので明らかに差別だ」と指摘した。 同意書はこの不動産業者が独自に作成したもので、契約者が申込書を提出する前に同意すべき留意事項を列挙している。入居拒否の対象として「刺青(いれずみ)・タトゥーの入ったお客様」「外国人」「精神疾患や健康に問題のある方」などに加えて、LGBTが明記されていた。 入居後に留意事項に違反する事実が