ことし5月、県内産冷凍ミカンから放射性セシウムが検出されたとして横浜市教育委員会が給食への使用を取りやめた問題で、市教委がミカン約60万個の廃棄処分を仕入れ業者に依頼していたことが13日、分かった。ミカンの購入代金として計約2700万円を支払ったとしている。 市教委は5、6、7月分の献立として冷凍ミカン計約60万個を確保したが、放射線濃度の測定で1キログラム当たり3・2~8・8ベクレルの放射性セシウムが検出された。国の基準値(100ベクレル)を大幅に下回っていたが、子どもや保護者への配慮から使用を取りやめた。