小泉進次郎・自民党「2020年以降の経済財政構想小委員会」事務局長 今から約40年前、国民皆年金・皆保険など様々な社会保障が築かれた「福祉元年」と言われる1973年の日本の国のかたちと、これから私たちが生きる国のかたちはまったく違う。豊かさをどうやったらこの時代にも引き継げるのか。豊かに見える景色をつくるところから考えてみようというのが(小委員会の議論の)出発点だ。 今、労働力が減る減ると言われている。このままだったら2045年には52%にまで減少するが、仮に18歳から74歳という年齢幅を、私の中ではより今の社会にフィットしている(と考えるが)、生産年齢人口として見てみると、意外に平気じゃないか、景色が違うぞと。「65歳からは高齢者なんてもうやめよう」や「現役世代の定義そのものから変えていく」というのは、今の現役世代って本当にその幅なの、という単純な疑問から生まれたものだ。(記者会見で)